火星からの侵略―パニックの心理学的研究

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火星からの侵略―パニックの心理学的研究

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772415859
  • NDC分類 361.44
  • Cコード C3011

内容説明

一九三八年ハロウィーンの晩、名優オーソン・ウェルズの語りによるラジオドラマは、全米百万人以上の人々を恐怖とパニックに陥れた。この放送直後に開始されて、何が集団行動の主な心理的理由と考えられるかを探るために、人々の反応について調査した研究の報告。

目次

1 とても信じられなかった―放送
2 何か恐ろしかった―パニックの性質と範囲
3 ラジオ劇のようには感じられなかった―その刺激をどう経験したのか
4 何かをしなければならない―どのような反応が起きたのか
5 わかった―批判力
6 とても心配だった―批判力を妨げる条件
7 問題の多い世界に存在していること―歴史的状況
8 個人的背景―個別の事例
9 不安が現実となった―なぜパニックが生じたのか?

著者等紹介

キャントリル,ハドリー[キャントリル,ハドリー] [Cantril,Hadley]
1906~1969年。国際社会研究所所長を務めた。世論調査研究所を創設し、プリンストン大学心理学部教授であり、19冊の本を著し、第二次世界大戦中には大統領の諮問機関の一員として世論の動向を調査した

高橋祥友[タカハシヨシトモ] [Cantril,Albert H.]
1979年、金沢大学医学部卒業。東京医科歯科大学、山梨医科大学、UCLA、東京都精神医学総合研究所、防衛医科大学校を経て、2012年より筑波大学医学医療系災害・地域精神医学教授。医学博士、精神科医

キャントリル,アルバート・H.[キャントリル,アルバートH.]
ハドリー・キャントリルの息子で、世論分析の専門家である。著作の中には、スーザン・デイヴィス・キャントリルとの共著『Reading Mixed Signals:Ambivalence in American Public Opinion about Government』がある。ジョンソン政権下でホワイトハウスのスタッフとして働き、その後、国務省の東アジア・太平洋局に勤務した経験がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

83
1938年、アメリカのラジオ局で作られ放送されたドラマが多くの人々をパニックに陥れたことについて当時の放送内容やその後の調査を含めて心理学的研究としてまとめられている。この出来事は以前から知っていた。名優オーソン・ウェルズがドラマの中で実況放送的に火星人襲来を伝えたこと。この本のタイトルに惹かれて読んだが訳本と心理学的な記述ということもあって途中挫折。前半のドラマの再現部分は興味深く読めた。パニックの原因は当時より現代のほうがずっと多いと思う。ネットというのはあっという間に伝わるものだ。図書館本2018/05/12

keroppi

51
読売新聞の書評を見て。1938年「宇宙戦争」のラジオ劇が人々にパニックを引き起こす。パニックに陥った人、冷静に判断した人、それぞれを克明に調査した記録だ。社会や人生や様々な不安な事がパニックを引き起こしているようだ。この前のハワイでの北朝鮮ミサイル誤報によるパニックを思い出した。2018/03/02

へくとぱすかる

49
伝説のラジオドラマの台本が読めるとは! H.G.ウェルズの許可? 「オーソン・ウェルズ」のまちがいでは、と首をひねったが、1940年の原著刊行時には、原作者も存命中で、もちろん2年前のパニック事件もご存じだったというわけ。本書のような現代にも通じるパニック論、マスコミ論を、アメリカでは開戦前にすでに分析していたのだから驚く。ドイツ・日本への危機感もパニックの背景にあったと聞くと、軽はずみな勘違いではないこともわかる。2018/05/19

oldman獺祭魚翁

44
1938年に起きた、ラジオドラマ「宇宙戦争」を信じたによって起きたパニックを2年後に調査した本。実はこの本再読。前に読んだのは40年以上前なのだ。その後この本は心理学やコミュニケーション学の古典とされていた。1960年代再販され、日本では1970位に翻訳が出た。今回は出版社も翻訳も新たに出た訳だが、この本の面白いのは、オースン・ウェルズの許可をもらって冒頭にドラマの台本を載せていることで、前半部分はドキュメンタリータッチの臨場感たっぷりだった事が良く解る。先日の日比谷ビブリオバトルでのチャンプ本2018/01/16

たまご

18
1938年,H.G.ウエルズの「宇宙戦争」をもとにしたオーソン・ウエルズ(ややこしい)のラジオドラマでおこったパニックに対する研究.1940年,1966年発表の復刻版.統計,こんなプリミティブ?って感じで,パニックに関連する要素もかなり恣意的な選択.ですが,低学歴+世相の不安,だけにすませない「被暗示力」を弱めること,「批判力」を強めることを訴えていて,なるほどと. 当時,火星ではなくドイツや日本が攻めてきた,と思った人がいたようで,日本も完全敵だったのだなあと思いました.2018/01/05

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