内容説明
一九三八年ハロウィーンの晩、名優オーソン・ウェルズの語りによるラジオドラマは、全米百万人以上の人々を恐怖とパニックに陥れた。この放送直後に開始されて、何が集団行動の主な心理的理由と考えられるかを探るために、人々の反応について調査した研究の報告。
目次
1 とても信じられなかった―放送
2 何か恐ろしかった―パニックの性質と範囲
3 ラジオ劇のようには感じられなかった―その刺激をどう経験したのか
4 何かをしなければならない―どのような反応が起きたのか
5 わかった―批判力
6 とても心配だった―批判力を妨げる条件
7 問題の多い世界に存在していること―歴史的状況
8 個人的背景―個別の事例
9 不安が現実となった―なぜパニックが生じたのか?
著者等紹介
キャントリル,ハドリー[キャントリル,ハドリー] [Cantril,Hadley]
1906~1969年。国際社会研究所所長を務めた。世論調査研究所を創設し、プリンストン大学心理学部教授であり、19冊の本を著し、第二次世界大戦中には大統領の諮問機関の一員として世論の動向を調査した
高橋祥友[タカハシヨシトモ] [Cantril,Albert H.]
1979年、金沢大学医学部卒業。東京医科歯科大学、山梨医科大学、UCLA、東京都精神医学総合研究所、防衛医科大学校を経て、2012年より筑波大学医学医療系災害・地域精神医学教授。医学博士、精神科医
キャントリル,アルバート・H.[キャントリル,アルバートH.]
ハドリー・キャントリルの息子で、世論分析の専門家である。著作の中には、スーザン・デイヴィス・キャントリルとの共著『Reading Mixed Signals:Ambivalence in American Public Opinion about Government』がある。ジョンソン政権下でホワイトハウスのスタッフとして働き、その後、国務省の東アジア・太平洋局に勤務した経験がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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