内容説明
サイコセラピーの歴史そのものと呼ぶにふさわしい行動療法の研究と実践の歴史をわかりやすくガイドしながら、「パブロフの犬」の実験から、認知行動療法、DBT、ACT、マインドフルネス、臨床行動分析まで最新ムーブメントをカバーした、学生・研究者・実践家必読の行動療法入門ガイド!
目次
1 はじめての行動療法
2 要素的実在主義―レスポンデント条件づけからエクスポージャーへ
3 文脈主義1―オペラント条件づけから機能分析・行動活性化へ
4 文脈主義2―言語行動からACTへ
5 関係性を築き、介入を始める
6 臨床行動分析を支える背景
著者等紹介
三田村仰[ミタムラタカシ]
日本大学大学院文学研究科博士課程前期課程修了、修士(心理学)。関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程満期退学、博士(心理学)。現職、立命館大学総合心理学部・准教授。みどりトータルヘルス研究所・カウンセラー。専門、認知行動療法(臨床行動分析)、機能的アサーション・トレーニング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろか
12
これは良い本。山上氏や久能氏、マロットや最近では熊野氏の新世代認知行動療法などに並ぶと感じた。 2018/01/23
ジュリ
4
行動療法のことをはじめてまなぶひ人にとってもわかりやすい説明だった。2019/06/18
ソーシャ
3
再読。実践経験を積んでから読みなおすと、色々な発見がある本でした。基本的な知識や考え方の確認はもちろんですが、最初に読んだときにはなんとなく文字を追っていた、RFTやACTについての記述が少しわかるようになった気がします。参考文献も読んでみようかな。2023/07/02
なくさ
2
易しい口調で書かれていて分かりやすく、行動療法の”今”をざっと俯瞰することができる。しかしながら、最初の方のオペラント条件づけやレスポンデント条件づけの説明は少し行動分析を勉強した人には易しすぎ、逆に終盤の関係フレーム理論の言及は初学者には難しすぎる。そして、全体的に記述が浅く広くといった感じで、本格的に知りたい人には物足りない。色々と勉強を始める前になんとなく行動療法の全体像を知りたいな、という人向け。2020/11/07
いとう
2
細切れで読んでたから頭の中で内容がつながらず。時間があるときに整理しながらじっくり読み直したい。行動療法とかCBT系全然分からないけど現場で使いやすいから勉強しなきゃなぁ。2018/06/07