出版社内容情報
多機能型精神科診療所には、さまざまなあり方がある。患者が発症するまでには長い経過があり、発症後、その人の人生にできるだけ寄り添うことを第一に考えながら、医療、福祉、地域、行政、すべての面で支援を構築した結果としてできあがった多機能型診療所の一例を紹介する。
病院内部の各部門ごとの解説も付し、現場で困った!というときにすぐに使えるヒントが満載の一冊である。
大嶋 正浩[オオシマ マサヒロ]
メンタルクリニック・ダダ 院長
目次
多機能型精神科診療所
浜松での多機能型精神科診療所展開の概要
崩壊しつつある地域
多機能型精神科診療所の胎動期
多機能型精神科診療所の模索期(平成10年から19年)の概観
多機能型精神科診療所の展開期
地域支援における研修会やNPO法人等の役割
当法人の考える治療とは
療育部門
デイケア部門
就労支援部門
訪問支援部門
親なき後を見据えた関わりについて
地域生活者としてのメンバーとスタッフについて
著者等紹介
大嶋正浩[オオシママサヒロ]
昭和55年3月群馬大学医学部卒業。5月医師免許取得。6月国立浜松医科大学精神神経科教室入局。昭和56年4月市立札幌病院附属静療院児童部勤務。昭和57年4月国立浜松医科大学精神神経科助手。昭和58年4月国立療養所天竜病院症故。10月国立浜松医科大学精神神経科助手。昭和60年7月公立学校共済組合立関東中央病院(医長)。平成4年4月川口会病院勤務。平成5年5月メンタルクリニック・ダダ開設、院長。平成7年12月医療法人至空会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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