内容説明
2005年刊行の初版から10年。10年の間の著者の更なる精神分析臨床の集大成。2016年3月に行った京都大学での最終講義を加えた改訂版。
目次
第1章 分析空間の創り方
第2章 治療対象の「見立て」とその進め方
第3章 治療契約と治療者の身の置き方
第4章 耳の傾け方―聴き方、ひとの読み方
第5章 口のはさみ方
第6章 分析空間でのできごと―始まりから転移と逆転移
第7章 解釈というかかわり
第8章 解釈の伝え方
第9章 精神分析的心理療法のプロセス―転移の深まりとそのワークスルー
第10章 精神分析的心理療法プロセスで起こること―予想されるできごとや予想を超えるできごと
第11章 治療の終結と終結後
特別章 私説 精神分析入門
著者等紹介
松木邦裕[マツキクニヒロ]
1950年佐賀市生まれ。熊本大学医学部卒業後、九州大学医学部心療内科、福岡大学医学部精神科勤務、1985年から1987年に英国ロンドンのタビストック・クリニックへ留学。1999年~2009年精神分析個人開業。2009年~2016年京都大学大学院教育学研究科教授。現在は精神分析個人開業。日本精神分析協会正会員。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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