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出版社内容情報
現在わが国では,メンタル不調で入院・通院している患者は推定50万人と言われ,現在職場復帰できない休業者の割合が3割を超えている企業が半分もあるという事実が確認されている。そしてさまざまな理由から自死を選ぶ人はおよそ年間3万人に達している。
本書には,メンタル不調で休職していた社員が安定した就労ができるように,段階的な復職訓練や休職中の過ごし方,メンタル不調を予防するための知見から医師・会社の管理者との接し方といった実践的な対応の仕方が数多く解説されている。
著者は,「労働衛生コンサルタント」資格を持つ医師であり,精神疾患で休職した労働者が着実に仕事へ復帰できるためのプロフェッショナルサービスを多くの企業で提供した実績を持つ。休職・復職で悩む当事者と家族,企業の人事労務担当者産業カウンセラー,精神科医,心理士,精神保健福祉士等のためのセルフケアガイドブックである。
櫻澤 博文[サクラザワ ヒロフミ]
内容説明
ストレスチェックの時代の、適切なストレスマネジメントとは?「うつ」にならないための工夫、メンタル不調から休職に陥った場合の脱出法を具体的に解説したガイド。
目次
第1部 メンタル不調の基礎知識編(メンタル不調によって現れる症状を理解する;心神不調の原因“ストレス”について)
第2部 “うつ”を“こじらせない”工夫(メンタル不調者への支援導入;休学・休業中の過ごし方;睡眠時間が安定してきたら;復帰への準備1―午後からの外出ができるようになってきたら;復帰への準備2―午前中からも外出ができるようになってきたら;復帰への準備3―模擬登校・模擬出社ができるようになってきたら;復帰準備4―復帰可能と主治医から判断されたら)
第3部 メンタル不調の予防編(メンタル疾患に“ならない”工夫;“うつ”を“出さない”工夫;管理職教育の実施;ストレス解消に効果のある健康増進支援)
第4部 疾患別対応編(疾患鑑別法と効果的な投薬治療;発達障碍;不安障碍)
著者等紹介
櫻澤博文[サクラザワヒロフミ]
1996年産業医科大学医学部卒業後、亀田総合病院にて臨床研修修了。2001年産業医科大学卒後修練「産業保健研修コース」修了。その後京都大学大学院に働きながら通学し社会健康医学修士号や医学博士号を取得。2005年までに法科大学院に通学しながら世界的経営コンサルタント企業にて『コンサルタントのコンサルタント』として“ストレス・マネジメント”体系を錬成。2007年さくらざわ労働衛生コンサルタント設立。企業や事業所にて労務・健康管理の質的向上方法として展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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なるみ(旧Narumi)
ふじわらこじゅ
カラ崎検査官
kojyasu
水城