出版社内容情報
アサーションとは「自分も相手も大切にする自己表現」という意味で、現在では、コミュニケーションにおける必須の知恵となって世界に広まっている。
人はひとりで生きているわけではない。人との関係の中で育ち、成熟していく。そのためにコミュニケーションは誰しもが必要なものなのだ。
本書は、アサーションの平木典子先生と経営学組織行動論の金井壽宏先生とのコラボレーションにより、心理学と経営学の架け橋となる1冊に仕上がった。
平木 典子[ヒラキ ノリコ]
統合的心理療法研究所(IPI)所長
金井 壽宏[カナイ トシヒロ]
神戸大学大学院経営学研究科教授
内容説明
アサーションとは「自分も相手も大切にする自己表現」である。人はひとりで生きているわけではない。人との関係の中で育ち、成熟していく。そのためにコミュニケーションは誰しもが必要なものなのだ。もし、私用があるのに残業を頼まれたらどうすればいいだろう?引き受けるか?断るか?正解があるわけではない。自分はどうしたいのか?自分が思うように動くことができればいいのである。そのためのコミュニケーション術として活用していただきたいのがアサーションである。本書は、アサーションの平木典子先生と経営学組織行動論の金井壽宏先生とのコラボレーションにより、心理学と経営学の架け橋となる1冊に仕上がった。
目次
第1章 初めてアサーションに出会った人へ(職場でアサーションが必要であることの意味;ビジネスパーソンのコミュニケーションの現状 ほか)
第2章 ビジネスパーソンが置かれている現状(社員はなぜ希望を語れないのか;集団の力を信じる ほか)
第3章 アサーションの理解を深める(金井ゼミより)(一人ひとりを大切にする;まずは質問紙「アサーションとは」に答える ほか)
第4章 若い人たちの学びの声(金井ゼミ生のレポート)
第5章 経営学とアサーションとの架け橋(組織行動論との出会い;組織行動という用語の意味 ほか)
著者等紹介
平木典子[ヒラキノリコ]
1936年満州生まれ。1959年津田塾大学英文学科卒業。1964年ミネソタ大学大学院教育心理学専攻修士課程修了(MA)。立教大学カウンセラー、日本女子大学人間社会学部心理学科教授、跡見学園女子大学臨床心理学科教授、統合的心理療法研究所所長を経て、2016年より統合的心理療法研究所(IPI)顧問。研究領域、家族療法、キャリア・カウンセリング、アサーション、心理臨床家の訓練、他
金井壽宏[カナイトシヒロ]
1954年神戸市生まれ。1978年京都大学教育学部卒業。1980年神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程修了と同時に助手。講師、助教授を経て1994年より教授。1989年にマサチューセッツ工科大学(MIT)でPh.D.を、1992年に神戸大学より博士(経営学)を取得。現在、神戸大学大学院経営学研究科教授。研究領域、リーダーシップ、モティベーション、キャリア、組織エスノグラフィー、他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。