内容説明
劇的な変貌を遂げるギャンブル依存の最新治療を結集し、エビデンス(科学的根拠)に基づく「10の中核セッション」と「3つの選択セッション」でギャンブル問題を徹底克服!治療の基礎となる「中核セッション」では、アセスメント、動機づけ面接法、心理教育、認知再構成法、リラクセーション、想像エクスポージャー訓練、問題解決法、リラプス・プリベンションを学びながら、段階的な回復プロセスを実践する。続く「選択セッション」では、コミュニケーションスキルトレーニング、金銭管理、家族教育など、ギャンブル関連問題行動に対処するための治療プロセスを学ぶ。意志の力では制御できないギャンブル依存へと果敢に挑む、クライエントとセラピストのための認知行動療法ワークブック。
目次
第1部 導入(本書の概要;問題ギャンブルの治療に関する文献レビュー)
第2部 治療プログラム(アセスメント;ギャンブル行動を沈静化させるための心理教育とセルフ・マネジメント方策;認知再構成法1 ギャンブルに特有の思考の誤りを特定する;認知再構成法2 ギャンブルに特有の思考の誤りを修正する;認知再構成法3 その他の一般的な思考の誤りを特定し修正する;リラクセーションと想像エクスポージャー;問題解決と目標設定のスキル訓練;陰性感情への対処;リラプス・プリベンションと治療成果の維持1 ライフスタイルのバランス;リラプス・プリベンションと治療成果の維持2 ハイリスク状況への対処;選択セッション1 アサーション・スキル訓練;選択セッション2 借金の返済;選択セッション3 ギャンブラーの問題行動への対処を重要な他者に助言する)
附録
著者等紹介
原田隆之[ハラダタカユキ]
目白大学人間学部心理カウンセリング学科准教授。東京大学大学院医学系研究科客員研究員。一橋大学大学院、カリフォルニア州立大学大学院修了。法務省法務専門官、国連薬物犯罪事務所アソシエート・エキスパート等を経て、現職
神村栄一[カミムラエイイチ]
新潟大学人文社会・教育科学系教授
横光健吾[ヨコミツケンゴ]
公益財団法人たばこ総合研究センター
野村和孝[ノムラカズタカ]
千葉大学社会精神保健教育研究センター。早稲田大学人間総合研究センター。医療法人社団祐和会大石クリニック(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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