出版社内容情報
慢性化・長期化した難治例や対応に苦慮するクライエント支援のための12の秘訣をエキスパートが伝授する。中上級レベルのCBTを目指すセラピストのための必読テキスト。
慢性化・長期化したケースや対応が難しいクライエントを支援するための12の秘訣を,認知行動療法のエキスパートが伝授する。自然な解消・治癒に至るきっかけ,生活リズムと行動活性化,アグレッシブな環境調整,エクスポージャーと儀式妨害,治療停滞要因の検討,社交不安障害のためのプロトコル遵守,文献検索サイトによるケースフォーミュレーション,モニタリングと置換スキル,臨床的エビデンスの検証,行動分析学のテクニック,不登校支援のための漸次的接近,強化と罰の使用法――「気分障害・適応障害系」「不安障害系」「嗜癖・アクティングアウト系」「教育相談・療育相談系」という4つのセクションで展開される認知行動療法の技法と工夫は,セラピストの主体性と創造性を育むツールとなる。「CBTのマニュアル化」が進む今こそ求められる,CBTのスキルアップをはかり中上級レベルのCBTを目指すセラピストのための必読テキスト!
イントロダクション
第1章 「実践レッスン」履修の心得/神村栄一
第1部 気分障害・適応障害系
第2章 うつ病の認知行動療法の展開と実践の工夫/鈴木伸一
第3章 適応障害と認知行動療法/西川公平
第2部 不安障害系
第4章 ERPを強迫性障害からすべての不安障害に適用する/岡嶋美代
第5章 「考える」治療としての行動療法/飯倉康郎
第6章 社交不安症(社交不安障害)のClarkプロトコルによる認知療法/伊吹英恵・清水栄司
第3部 嗜癖・アクティングアウト系
第7章 ケースフォーミュレーション中級レッスン/原井宏明
第8章 習慣化・嗜癖化した自傷行為への対応/松本俊彦
第9章 臨床家として自らを検証する/原田隆之
第4部 教育相談・療育相談系
第10章 行動分析学と変化の技法/大野裕史
第11章 不登校支援の王道を極める7つの秘訣/神村栄一・小坂井秀行
第12章 学校での不適切行動(不良行為)の評価と対応/杉山雅彦
【著者紹介】
●編者略歴
神村栄一/新潟大学教育人文社会・教育科学系
内容説明
慢性化・長期化したケースや対応が難しいクライエント支援のための12の秘訣!「気分障害・適応障害系」「不安障害系」「嗜癖・アクティングアウト系」「教育相談・療育相談系」という4つのセクションで、一歩先を行くCBTの技法と工夫をエキスパートが伝授する。「CBTのマニュアル化」が進む今こそ求められる、中上級レベルのCBTを目指すセラピストのための必読テキスト。
目次
「実践レッスン」履修の心得
第1部 気分障害・適応障害系(うつ病の認知行動療法の展開と実践の工夫;適応障害と認知行動療法)
第2部 不安障害系(ERPを強迫性障害からすべての不安障害に適用する;「考える」治療としての行動療法―治療者としての自立のために;社交不安症(社交不安障害)のClarkプロトコルによる認知療法)
第3部 嗜癖・アクティングアウト系(ケースフォーミュレーション中級レッスン;習慣化・嗜癖化した自傷行為への対応;臨床家として自らを検証する)
第4部 教育相談・療育相談系(行動分析学と変化の技法;不登校支援の王道を極める7つの秘訣;学校での不適切行動(不良行為)の評価と対応)
著者等紹介
神村栄一[カミムラエイイチ]
新潟大学教育人文社会・教育科学系教授。臨床心理士、専門行動療法士、心理学博士(1994年・筑波大学)。1995~2002年、新潟大学人文学部助教授、2005~2012年、同大学教育学部教育科学講座准教授、2012年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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