心理療法家の言葉の技術―治療的コミュニケーションをひらく (第2版)

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心理療法家の言葉の技術―治療的コミュニケーションをひらく (第2版)

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  • サイズ A5判/ページ数 450p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772413510
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

出版社内容情報

心理療法家によってプログラムされた言葉が,中断・停滞・悪循環に陥った心理面接を好転させる。名著の第2版,待望の刊行!

カウンセラーとクライエントの葛藤,面接の中断・停滞は,偶発事でありながら避けがたい心理面接の宿命でもある。ともすれば面接構造そのものを揺るがしかねない悪循環に陥った心理面接が好転するとき,そこではつねに心理療法家によって緻密にプログラムされた言葉が物を言う。
統合的心理療法を志向するポール・ワクテルは,精神分析,認知行動論,システム論,体験的アプローチに依拠しながら,独自の治療的コミュニケーション理論を樹立し,促進的コメント,帰属的コメント,暗示,リフレーミング,パラドックス,そして治療者の自己開示など,実際の臨床場面で応用できるテクニックを考案しながら,心理面接でクライエントが陥った悪循環を覆すカウンセラーの言葉の技術を徹底的に考察している。
第2版では,初版刊行後に登場した新たな理論を吸収・補完して,「第2章 絶え間なき心理療法の発展」「第3章 愛着への注目」という2章を新たに加え,さらに各章への大幅加筆を施すなど,初版に大幅な改訂を加えてバージョンアップを図っている。統合的心理療法の推進者ポール・ワクテルによる名著の第2版,待望の刊行!

第1章 談話療法再考―治療者も話す
第2章 絶え間なき心理療法の発展―精神分析的,認知行動論的,システム論的,体験的な諸アプローチにおける重なり合う新しい展開
第3章 愛着への注目―愛着理論と愛着研究が治療に与える示唆への関心の高まり
第4章 循環的心理力動論I―悪循環と良循環
第5章 循環的心理力動論II―不安,エクスポージャー,解釈
第6章 循環的心理力動論III―洞察,治療関係,外的世界
第7章 非難的コメントと促進的コメント―治療的対話における批判と許し
第8章 治療者による問いかけ―治療は取り調べではない
第9章 患者の強さに依拠する
第10章 ありのままを認めることと変化を促進すること
第11章 帰属的コメントと暗示
第12章 リフレーミングとパラドックス
第13章 治療者の自己開示―有用性と落とし穴
第14章 実際の問題解決にまでもっていく―抵抗,徹底操作,フォロー・スルー
第15章 夫婦に対する治療的コミュニケーション

【著者紹介】
●著者略歴
ポール・L・ワクテル
ニューヨーク大学

●訳者
杉原保史(すぎはら・やすし)
京都大学カウンセリングセンター

内容説明

カウンセラーとクライエントの葛藤、面接の中断・停滞は、偶発事でありながら避けがたい心理面接の宿命でもある。ともすれば面接構造そのものを揺るがす悪循環に陥った心理面接が好転するとき、そこではつねに心理療法家によって緻密にプログラムされた言葉が物を言う。精神分析、認知行動論、システム論、体験的アプローチに依拠しながら、メタファーやパラドックス、リフレーミングや治療者による自己開示など、心理面接でクライエントが陥った悪循環を覆す言葉の技術を徹底考察。

目次

序論 談話療法再考―治療者も話す
第1部 理論的・経験的基礎(絶え間なき心理療法の発展―精神分析的、認知行動論的、システム論的、体験的な諸アプローチにおける重なり合う新しい展開;愛着への注目―愛着理論と愛着研究が治療に与える示唆への関心の高まり;循環的心理力動論1―悪循環と良循環;循環的心理力動論2―不安、エクスポージャー、解釈;循環的心理力動論3―洞察、治療関係、外的世界)
第2部 臨床的応用とガイドライン(非難的コメントと促進的コメント―治療的対話における批判と許し;治療者による問いかけ―治療は取り調べではない;患者の強さに依拠する;ありのままを認めることと変化を促進すること;帰属的コメントと暗示;リフレーミングとパラドックス;治療者の自己開示―有用性と落とし穴;実際の問題解決にまでもっていく―抵抗、徹底操作、フォロー・スルー)
夫婦に対する治療的コミュニケーション

著者等紹介

ワクテル,ポール・L.[ワクテル,ポールL.] [Wachtel,Paul L.]
現在、ニューヨーク市立大学ならびに大学院の特別教授。イェール大学で臨床心理学の博士号を取得した後、ニューヨーク大学で精神分析と心理療法における博士課程修了後プログラムを修了した。現在、そのニューヨーク大学でも教鞭を執っている。心理療法について、人格理論について、そして現代社会の重要問題への心理学の理論と研究の適用について、世界中で講義やワークショップを行なっている。人文科学における統合的な考え方をリードしてきた人物であり、心理療法の統合を探究する学会の設立者の一人である。2010年、精神分析的な著述、教育、研究に対するハンス・H・ストラップ記念賞を受賞した

杉原保史[スギハラヤスシ]
京都大学学生総合支援センター教授、京都大学博士(教育学)、臨床心理士。1989年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。1990年大谷大学文学部専任講師。1996年京都大学保健管理センター講師。2000年京都大学カウンセリングセンター講師。2007年京都大学カウンセリングセンター教授。2013年京都大学学生総合支援センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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riviere(りびえーる)

7
相談業務をしていてこんなときどう言えばよいのか戸惑うことがよくある。相手の自尊心を傷つけず、不必要な苦痛や抵抗を引き起こさずに、かつ困難な真実に相手が直面しやすくなるにはどのように言ったらよいのか教えてくれる。著者も述べているように本書は実用的な本でありかつ理論的な探求の書でもある。高価な本で購入するとき勇気が必要だったが読みごたえあり、買ってよかった。自分が知りたかったこと以上のことが書いてありこれから何度も読みかえすと思う。2014/08/17

もと

4
杉原先生のセミナーで知って、図書館で借りてみた。私にはかなり難解で、分厚すぎて持ち歩けず、家でしか読めないので、読み進めるのに物凄く時間がかかってしまったが、カウンセラーの言葉が良くも悪くもクライエントを変えてしまうということがよくわかった。2022/01/01

トリピスティ・インターナショナル

4
ようやく読み終わった。あと5周はしないと…。何をどう言うかはずっと考えていることなので、良い本に出会った。2016/03/04

つなぐ

3
かなり難しい本です。事例が精神分析的な解釈が多く、精神分析を専門としない人には、うーん、そういう事もあるかなあという感じがするなあ程度で何だか理解が定まらない気がします。それでも対話場面を徹底的に解釈してるところは示唆的であるし、自分が思ってる以上に多様なメッセージが言葉に込められてる事が多い事に気付かされます。そういう事を意識して自分の対話を振り返ってみるほうが、あれこれと自分のコミュニケーション能力の不足を嘆くよりも何百倍も自分のためになると思います。2016/07/03

言いたい放題

0
流し読み2022/03/03

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