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出版社内容情報
本書は,国際トラウマティック・ストレス学会の特別作業班が中心となって作成し,PTSDと診断された患者に対して最良の治療法を提示する。また,子どものトラウマ治療に関しては大幅な追記がなされ,充実した内容になっている。
初版で好評を博したPTSD治療ガイドライン待望の新版!
本書は,国際トラウマティック・ストレス学会の特別作業班が中心となって作成し,PTSDと診断された患者に対して提供し得る,エキスパートが考えるところの最良の治療法を提示する。
全体は二つの部分から構成され,前半は代表的文献の紹介を含むポジションペーパー,後半はそれを要約した治療ガイドラインである。各章および各ガイドラインは,治療研究文献の網羅的レビューに基づいて作成されており,協力した分担執筆者の総数は71人に上る。
改訂版の最大の変更点は,子どものトラウマ治療に関して大幅な記述が追加されたことである。初版では子どもに限った内容の章は,各種治療のレビューを記したわずか1章でしかなかったが,改訂版では診断評価,早期介入,認知行動療法,薬物療法,学校での介入,力動的精神療法,創造芸術療法と,子どもの領域として一挙に7章が割かれ,充実した内容となっている。
未曾有の破壊と犠牲をもたらした東日本大震災から2年。災害だけでなく,暴力犯罪,事故,テロ,虐待,DV,外傷的死別は,われわれの日常生活と隣合わせであり,決して人ごとではない。本書は,PTSDに関わる多くの臨床家の方に手にとっていただきたい一書である。
日本語版への序文
監訳者序
編集者・監訳者紹介
分担執筆者
第1章 序論
第?T部 PTSDの診断と評価
第2章 成人の評価と診断
第3章 子どもの評価
第?U部 早期介入:急性ストレス障害の治療と慢性PTSDの予防
第4章 成人の心理的デブリーフィング
第5章 児童青年期の急性期介入
第6章 成人の認知行動的早期介入
第?V部 慢性PTSDの治療
第7章 成人の認知行動療法
第8章 児童青年期の認知行動療法
第9章 成人の薬物療法
第10章 児童青年期の薬物療法
第11章 眼球運動による脱感作と再処理法(EMDR)
第12章 集団療法
第13章 学校ベースでの児童青年期の治療
第14章 成人の力動的精神療法
第15章 子どもの力動的精神療法
第16章 心理社会的リハビリテーション
第17章 催眠
第18章 成人の夫婦・家族療法
第19章 成人の創造的芸術療法
第20章 子どもの創造的芸術療法
第21章 PTSDと合併障害の治療
第?W部 治療ガイドライン
ガイドライン1 成人の心理的デブリーフィング
ガイドライン2 児童青年期の急性期介入
ガイドライン3 成人の認知行動的早期介入
ガイドライン4 成人の認知行動療法
ガイドライン5 児童青年期の認知行動療法
ガイドライン6 成人の薬物療法
ガイドライン7 児童青年期の薬物療法
ガイドライン8 眼球運動による脱感作と再処理法(EMDR)
ガイドライン9 集団療法
ガイドライン10 学校ベースでの児童青年期の治療
ガイドライン11 成人の力動的精神療法
ガイドライン12 子どもの力動的精神療法
ガイドライン13 心理社会的リハビリテーション
ガイドライン14 催眠
ガイドライン15 成人の夫婦・家族療法
ガイドライン16 成人の創造的芸術療法
ガイドライン17 子どもの創造的芸術療法
ガイドライン18 PTSDと合併障害の治療
第?X部 結論
第22章 統合と要約
【著者紹介】
監訳者略歴:
飛鳥井 望
公益財団法人 東京都医学総合研究所・副所長
心の健康プロジェクト・リーダー
日本トラウマティック・ストレス学会・理事(初代会長)
公益社団法人 被害者支援都民センター・理事
東京都犯罪被害者支援連絡会・会長
1977年 東京大学医学部卒
医学博士 精神科専門医
内容説明
前半は代表的文献の紹介を含むポジションペーパー、後半はそれを要約した治療ガイドライン。改訂版では、子どものトラウマ治療に関して大幅な記述が追加された。診断評価、早期介入、認知行動療法、薬物療法、学校での介入、力動的精神療法、創造芸術療法と、子どもの領域として一挙に7章が割かれ、充実した内容となっている。
目次
第1部 PTSDの診断と評価(成人の評価と診断;子どもの評価)
第2部 早期介入:急性ストレス障害の治療と慢性PTSDの予防(成人の心理的デブリーフィング;児童青年期の急性期介入;成人の認知行動的早期介入)
第3部 慢性PTSDの治療(成人の認知行動療法;児童青年期の認知行動療法;成人の薬物療法 ほか)
第4部 治療ガイドライン(成人の心理的デブリーフィング;児童青年期の急性期介入;成人の認知行動的早期介入 ほか)
第5部 結論(統合と要約)
著者等紹介
フォア,エドナ・B.[フォア,エドナB.] [Foa,Edna B.]
ペンシルバニア大学精神科・臨床心理学教授。不安研究治療センター・ディレクター
キーン,テレンス・M.[キーン,テレンスM.] [Keane,Terence M.]
米国国立PTSDセンター・行動科学部門ディレクター。ボストン大学医学部精神科教授
フリードマン,マシュー・J.[フリードマン,マシューJ.] [Friedman,Matthew J.]
米国国立PTSDセンター・エクゼクティブディレクター。ダートマス医科大学精神科兼薬理学教授
コーエン,ジュディス・A.[コーエン,ジュディスA.] [Cohen,Judith A.]
米国ピッツバーク市アレゲニー総合病院精神科・児童青年期外傷性ストレスセンター・メディカルディレクター
飛鳥井望[アスカイノゾム]
公益財団法人東京都医学総合研究所・副所長、心の健康プロジェクト・リーダー。日本トラウマティック・ストレス学会・理事(初代会長)。公益社団法人被害者支援都民センター・理事。東京都犯罪被害者支援連絡会・会長。1977年東京大学医学部卒。医学博士。精神科専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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