出版社内容情報
32歳のシナリオライター・佐久間エリーと22歳のかけ出し声優・犬塚わこ(わんこ)、年の差10歳の同棲生活。
度重なるオーディションの末、ついに大きな役が決まったわんこ。一方オリジナル企画の執筆を続けるエリーの前に現れた一大転機は……!?
「百合と女子の日常」の名手・いけだたかしが描く、社会人百合ストーリー。完結巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らっこ
4
相方の寝顔を眺める話は、セリフなしという好きな演出だけにラストの傘にざわざわしたものの、思わぬ顛末に笑いました。これはいたたまれない。役をゲットしてからの30と40の話は、しょんぼりな話題かと思いきやいつものわんこで信頼感増しましたよ。また動き出さないと思ってた中の話も進み、学生だった在りし日の二人の姿にじんわりと心動かされたりも。お父さんへの挨拶という形式も、らしい結末で気に入りました。何でその映画フォーカスするのという疑問が解ける構成やラストの一言もよかったですね。2022/09/20
もっち
2
明るく清々しい、すばらしい最終回でした 新しいメガネをわんこに選んでもらう佐久間ちょうステキ わんこから中さんへの言葉も、二人の夢と自分達の関係を全部大事にするための大きな信頼が込もっていてかっこよかったです たくさんの人々のそれぞれの人生が交錯する中、佐久間とわんこはお互いの人生を分かち合って、二人一緒に、どこまでも…本当に、すばらしい作品でした2022/04/25
クマリカ
1
個性的な仕事も成功し、ふたりも幸せに… 少し前のLGBT流行り時期に有名なセクマイカップルがばたばたと結婚していった時期を思い出した 若くて綺麗で個性的なヒト達 先行先取りキラキラモデルケース的なそれ もうすこし紆余曲折あっても良くない?と思う セクマイが世に受容されて少数ではあっても好奇の対象ではない少し未来を描いてるのかもね 2022/04/26
らざあし
1
なんとなく最終巻かなと思ったけど、よかった。大事なことをさらっと言える言っちゃうこの大体な感じが好きでした。主役2人のパワーが強いかったので安心して読めた。蛇足だけど、わこちゃん30になった後も見てえ〜〜〜ぶちかまして〜〜〜。2022/04/23