内容説明
この本に盛り込まれているのは、世界中のいろいろな地域で活躍するセラピストたちによって形作られた治療的会話のストーリーです。本書の各章は、ナラティヴ・セラピーを実践するための重要なキーワードについての10個ほどの質問にそって技術書風に書かれている。セラピストが実際に遭遇する困難事例も数多く紹介され、外在化するための会話のこつや、再著述の始め方・進め方にもふれられているので、大変読みやすいものとなっている。好評の『ナラティヴ・セラピーって何?』に続く、ダルウィッチ・センター入門書シリーズの第2弾。
目次
第1章 外在化
第2章 再著述
第3章 リ・メンバリング
第4章 アウトサイダー・ウィットネス実践
第5章 ポスト構造主義とセラピー
第6章 フェミニズム、セラピー、そしてナラティヴなアイデア
著者等紹介
小森康永[コモリヤスナガ]
1960年岐阜県美濃市生まれ。1985年岐阜大学医学部卒業。以後10年間にわたり同大学小児科に籍を置き、MRI等で研修し、主に小児の情緒障害の診療に従事。1995年名古屋大学医学部精神科で精神科研修。現在、愛知県立城山病院(精神科医)。専攻は家族精神医学
奥野光[オクノヒカル]
1974年愛媛県生まれ。1997年国際基督教大学教養学部卒業。2002年名古屋大学大学院教育学研究科単位取得。2000年より大学生の相談に從事。現在、二松学舎大学学生相談室非常勤カウンセラー(臨床心理士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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