ロジャースをめぐって―臨床を生きる発想と方法

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  • サイズ A5判/ページ数 247p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772408820
  • NDC分類 146
  • Cコード C3011

内容説明

本書は「臨床を生きる発想」と題してこれまでに私が取り組み、育ててきた心理臨床に関する方法論、科学論、事例、理論、学生指導論など著者の思想を1冊にまとめ、これまでの歩みを整理し、さらに発展の方向を展望して世に問う書です。

目次

第1部 カール・ロジャースからの影響とそこからの出発(カール・ロジャースの先見性―『On Becoming a Person』を読む;ロジャースの晩年の考え方と実践―静かな革命家カール・ロジャース ほか)
第2部 臨床実践から学んできたもの(登校拒否中学生の心理療法;家庭訪問した不登校の事例 ほか)
第3部 臨床実践を科学する方法論(臨床心理学研究の方法論―新しい人間の科学をめざして;事例研究の意義をめぐって―エンカウンターグループの視点から)
第4部 臨床心理学の発展の方向と大学院生の養成(大学院における心理臨床家の養成をめぐって―心理教育相談室経営論;臨床心理学の研究発展のためのいくつかの提案メモ ほか)

著者等紹介

村山正治[ムラヤマショウジ]
昭和9年(1934年)東京都生まれ。1958年、京都大学教育学部卒業。1960年、京都大学大学院教育学研究科修士課程修了。1963年、京都大学教育学研究科博士課程単位取得後退学、京都市教育委員会指導部カウンセリングセンターカウンセラー。1965年、京都市教育委員会指導部カウンセリングセンター主任カウンセラー。1967年、九州大学教養部助教授。1972年、Center for the Studies of Person,Visiting Fellow。1974年九州大学教育学部助教授。1985年、Sussex大学UCLA Visiting Professor。1986年、九州大学教育学部教授。1989年、九州大学評議員。1990年、九州大学教育学部長、同大学院教育学研究科長。1992年、九州大学評議員。1997年、定年退官・九州大学名誉教授、久留米大学文学部教授、久留米大学大学院比較文化研究科後期博士課程指導教授。1999年、東亜大学大学院総合学術研究科後期博士課程指導教授。2003年、定年退職、九州産業大学大学院国際文化研究科教授・臨床心理センター所長現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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