出版社内容情報
《内容》 『NBMワークブック』は医師や看護,保健,ソーシャルワーカー,心理などの医療職に向けて書かれた,NBM(ナラティブ・ベイスト・メディスン)の学習書である。NBMとは,患者の声に耳を傾け,一つの物語として患者と病いを見ることで,より患者に寄り添ったケアを可能にすることである。本書は,患者と医療者双方が満足できるケアを具体的に成し遂げるためには,どういう視点で捉えることが必要であるかを豊富な事例をもとにしたワーク形式で論じたものである。
本書に掲載された事例は,すべて糖尿病をケースとしたヘルスケアに関するものだが,もちろん本書はヘルスケアの本でも,糖尿病の本でもない。NBMを医療現場で実践するためのマニュアルである。NBMやナラティブという考え方は広く捉えどころがないが,本書には多くの患者の物語が描かれ,物語の側面が10のユニットに分かれて説明されているので,だれもがNBMを直感的にも理論的にも理解できる。
医師,看護師,保健師,ソーシャルワーカー,心理職など,新しい時代の医療現場で働く者の必読書。
《目次》
日本語版への序/序論
ユニット1 糖尿病のケアを学ぶ―どこからスタートすべきか?
ユニット2 糖尿病の診断
ユニット3 家族の中の糖尿病
ユニット4 定期健診と医師への受診
ユニット5 薬物治療
ユニット6 望ましい生活習慣の選択を支援する
ユニット7 孤独とサポートの欠如
ユニット8 文化を越えるコミュニケーション
ユニット9 他の保健専門職への教育と支援
ユニット10 糖尿病と女性の健康
付録 物語を書くための雛型
内容説明
本書は医師や看護、保健、ソーシャルワーカー、心理などの医療職に向けて書かれた、NBM(ナラティブ・ベイスト・メディスン)の学習書である。NBMとは、患者の声に耳を傾け、一つの物語として患者と病いを見ることで、より患者に寄り添ったケアを可能にすることである。本書は、患者と医療者双方が満足できるケアを具体的に成し遂げるためには、どういう視点で捉えることが必要であるかを豊富な事例をもとにしたワーク形式で論じたものである。
目次
1 糖尿病のケアを学ぶ―どこからスタートすべきか?
2 糖尿病の診断
3 家族の中の糖尿病
4 定期健診と医師への受診
5 薬物治療
6 望ましい生活習慣の選択を支援する
7 孤独とサポートの欠如
8 文化を越えるコミュニケーション
9 他の保健専門職への教育と支援
10 糖尿病と女性の健康
付録 物語を書くための雛型
著者等紹介
斎藤清二[サイトウセイジ]
医師、医学博士。1975年新潟大学医学部卒業。富山医科薬科大学医学部内科学第3講座助教授を経て、富山大学保健管理センター教授(センター長)
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