内容説明
秘められた闇の力の系譜に鋭く迫る希少図版280点余。
目次
第1章 密教系の呪術
第2章 修験道系の呪術
第3章 陰陽道系の呪術
第4章 日蓮宗系の呪術
第5章 神道・古神道系の呪術
第6章 浄土宗系の呪術
第7章 禅宗系の呪術
第8章 教派神道系の呪術
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トリオネア
17
密教系、修験道、陰陽道、日蓮宗、神道・古神道、浄土宗、禅宗、教派神道系と多岐にわたって呪術が解説されていてかなり良かった、素晴らしい。呪術といっても呪殺ばかりではなく、病気平癒やらあります。2019/08/19
jjm
9
TV『世界の何だコレ!?ミステリーSP 日本に呪術師が実在』を観ていて気になり手に取る。密教、陰陽道、浄土系等等非常に詳細に述べられている。広義の呪術師は身近にたくさんいるということ。神社でお祓いをするのも、念仏も一種の呪術。厄年と聞けば、何かあるのではないかと思ってしまうし、厄払いをすれば安心する。何か思ってしまう時点である種の呪術は有効なんでしょう。佐野厄除大師のページを観たら厄除けと方位よけ対象延べ80年分が掲載されていて何だかなと思う。目黒の祐天寺は浄土宗最高の呪術師祐天に由来しているらしい。2021/12/20
えびちり
9
友人の書庫整理の際の譲られ本。呪術を実践しようという気もないけれど、それぞれの歴史と文化をまとめられていて興味深い内容でした。ただ一番興味のあった項目が薄いので、少し残念。しかし、これを持っていた友人は、呪術を実践したんだろうか…印がついていたのが薄ら寒いw2017/04/13
お萩
8
私の中で夏より続いている怪談小説ブームの手引のために手に取った。宗派ごとに詳しくまとめられていて、途中から手引とか関係なく面白く読んだ。図や写真も豊富で九字の手つきとか、様々な呪文(咳を止める呪文まで!)が、普段初詣等の宗教儀式にすら触れてないだけにもはやファンタジー。ちょっとどれか試してみたい気もするのだけど、穴二つ掘りたくないので我慢我慢。2015/09/06
tokkun1002
7
1998年。宗教はそもそも気持ちのおさめどころをお互いがどうするかな感じに思う。それを体系化して仕事にしたものの総称と理解する。科学的でなくともよいしね。この全書は便覧みたいなもの。調べ物には不向きだ。広く浅い。ルビが丁寧で説明調、絵図、写真の充実しているので図鑑を感じさせる。酒煙草パチンコギャンブル性風俗やそれこそ占いなんかの商売と宗教的儀式や作法が似て感じるのは気のせいかね。ちちんぷいぷいとかは出てこないよ。2017/01/17