ミルトン・エリクソン―その生涯と治療技法

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  • サイズ A5判/ページ数 193p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772407892
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

内容説明

本書は、偉大な心理療法家ミルトン・エリクソンの生涯と治療技法を理解するための最適な入門書である。既成概念に囚われず、役立つ有効なものは何でも使うというユニークなミルトン・エリクソンのアプローチが心理療法の世界に与えた影響は計り知れない。すぐれて実践の人であった彼は、クライエントの本質をはっきり見るためにあえて理論を遠ざけ、介入法をそれぞれのクライエントのニーズに合わせて適用した。また彼は、メタファー、積極的介入、催眠誘導、逸話(アネクドート)等、革新的な技法をもちいた、劇的なコミュニケーションの達人であった。本書にはその技術的エッセンスが多くのエピソードとともにわかりやすく解説され、さらに、ヘイリー、ウィークランド、ベイトソンとの実際の対話におけるやりとりも数多く収録されている。

目次

第1章 ミルトン・H.エリクソンの生涯(概観;催眠に目覚める ほか)
第2章 エリクソンの貢献(エリクソンの主要な貢献;治癒力(Healing Agent)としての無意識 ほか)
第3章 主要な技法(催眠;メタファー ほか)
第4章 批判と反論(理論的批判;倫理的批判 ほか)
第5章 ミルトン・エリクソンの総合的な影響(催眠療法;デモンストレーション ほか)

著者等紹介

ザイグ,ジェフリー・K.[ザイグ,ジェフリーK.][Zeig,Jeffrey K.]
ミルトン・エリクソン財団の創立者で理事長。エリクソニアン心理療法、催眠療法、ブリーフ・セラピー、折衷的心理療法など広範な領域にわたって著作がある。開業しており、世界中でエリクソニアン心理療法のワークショップをおこなっている

ムニオン,W.マイケル[ムニオン,W.マイケル][Munion,W.Michael]
アリゾナのスーパースティション・マウンテン・メンタルヘルスセンター臨床部長。個人開業もおこなっており、虐待、ドメスティックバイオレンス、予防プログラムに取り組んでいる。特に子どもたちのための虐待予防について、さまざまな組織で精力的に活動している

中野善行[ナカノヨシユキ]
昭和59(1984)年、岡山大学医学部卒業。同年、岡山大学医学部神経精神医学教室入局。笠岡病院、国立岩国病院、岡山大学医学部附属病院精神科神経科を経て平成10(1998)年なかのクリニック開院

虫明修[ムシアケオサム]
平成5(1993)年、岡山大学教育学部卒業。平成9(1997)年、東京学芸大学大学院教育学研究科修了。岡山県総合社会福祉センター、磯ヶ谷病院を経て現在、なかのクリニック臨床心理士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KEI°

1
女性被験者を幼い頃に年齢退行させるエピソードがおすすめです。天才的な能力そのもの以上に、エリクソンの温かく優しい眼差しが素晴らしい。2011/04/20

さしとおう

1
患者が部屋に入ってきます。ヒステリーかもしれないし、あるいは強迫神経症、あるいは統合失調症か躁うつ病かもしれません。いずれにせよ、大事なことは、治療をそのような診断に合わせようとすることではなく、これやあれができるということであなたたちに示している彼らの潜在能力が何なのかということなのです。p52より2009/07/30

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