母子臨床と世代間伝達

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  • サイズ A5判/ページ数 262p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772406390
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C3011

内容説明

子どもたちの心の臨床の場においては、親の苦悩が子から孫へと伝達するケースが非常に多く見られる。著者は、この情緒の世代間伝達の鎖を断ち切るための治療技法として、母子臨床(親‐乳幼児治療)を提唱する。そして、ボウルビー,マーラー,フライバーグ,ウィニコット,スターン,クラメール等の乳幼児精神医学の成果をもとに、微妙に照らしあう母子関係を詳細に解き明かし、臨床現場からフィードバックした著者独自の心の援助技法を提示する。さらに、近年臨床的関心を集めている、心的外傷、家庭内暴力、児童虐待、PTSD、育児に困難を来す母親など、さまざまな母子関係性の障害についてもそのメカニズムを明らかにし、援助のための指針を示している。小児科・精神科で長年子どもたちを見続けている著者の臨床的知見の集大成であり、子どもの臨床に携わる人々すべてに多くの示唆を与えるであろう。

目次

第1部 乳幼児精神医学(愛着と周産期;関係性の障害と乳幼児;乳幼児心性とライフサイクル;乳幼児の精神障害の診断と分類 ほか)
第2部 母子臨床の実践(照らしあう母子の関係;世代間伝達の治療構造論―親‐乳幼児治療;親‐乳幼児治療の実際:理論と技法;摂食障害と世代間伝達 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カラ崎検査官

2
精神分析的発達論(マーラー、スターン、クラメールなど)と母子関係の臨床との関連を見るのに最適かと。2015/09/20

陽香

0
200005202012/03/19

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