出版社内容情報
明治から昭和まで、噺家人生を振り返りつつ、思い出の寄席歳時記、風物詩を綴る。楽屋のしきたりや符牒など、寄席の知識も満載。さらに『寄席育ち』以後、落語協会会長就任、全国各地での独演会、放送出演、レコード大全集録音、御前口演など、昭和の名人と賞された晩年の日々を語る。聞き手・山本進。(解説=京須偕充)
内容説明
第一部では、長年の噺家人生から得た見聞をもとに、四季折々の寄席風景を芸人たちのエピソードを交えて綴る。楽屋のしきたりや符牒など、「寄席百科」と言うべき知識も満載。第二部では、『寄席育ち』以後の一代記を収める。落語協会会長就任、全国各地での独演会、放送出演、レコード大全集録音、御前口演など、昭和の名人と称された日々をつぶさに語る。聞き手・山本進。
目次
第1部 寄席楽屋帳(寄席歳時記;寄席風物詩;楽屋実語教;寄席経済学;滑稽鹿芝居)
第2部 『寄席育ち』後日(『寄席育ち』以後;落語協会会長;放送専属秘話;音盤吹込物語;先代圓生追善;名誉御前口演)
著者等紹介
三遊亭圓生[サンユウテイエンショウ]
1900‐1979年。落語家。子ども義太夫を経て落語家に転向、橘家圓童で初高座。20年橘家圓好で真打。41年六代目三遊亭圓生を襲名。45年春、志ん生らと共に満洲に渡り慰問公演を行い、大連で終戦を迎える。戦後は完成度の高い高座を披露、押しも押されもせぬ大看板として活躍。65‐72年落語協会会長。68年芸術選奨文部大臣賞、72年芸術祭大賞、73年勲四等瑞宝章を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。