防災・環境のためのGIS

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  • サイズ B5判/ページ数 164p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784772271479
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C3055

出版社内容情報

自然災害科学・環境科学におけるGISを活用した可視化・データベース構築の事例を紹介し、さらなる応用・社会貢献への道を拓く。

『防災・環境のための GIS 』編集にあたって 山岸宏光             

序 GIS の歴史 小口 高
 1 1950 年代以前
 2 1960 ? 70 年代
 3 1980 年代?現在
 4 GIS の歴史と環境・防災

第?部 防災 GIS

1 四国の地すべりデータベースの構築とハザードマップの試み 
   バンダリ ネトラ プラカシ・山岸宏光・矢田部龍一
 1.1 はじめに 
 1.2 四国防災 GIS マップ
 1.3 GIS による四国の地すべり地形分布の地質・地形解析
 1.4 四国の地質および地すべり発生の現状
 1.5 地すべり地形の工学的評価について
  (1)地すべり地の地盤工学的位置付け
  (2)GIS を用いた地すべりデータベースの構築
  (3)地すべりの工学的評価方法
  (4)地すべりサセプティビリティマップ
  (5)四国と愛媛県の地すべりサセプティビリティマップ
 1.6 四国山間地の道路ネットワークにおける南海トラフ巨大地震による地すべりハザード評価
  (1)地すべり地形データの加工
  (2)地すべり地における地形的特徴の入力
  (3)南海トラフ巨大地震を想定した道路地すべりハザード評価
  (4)道路地すべりハザード解析結果
  (5)南海トラフ巨大地震による地すべりハザード評価のまとめ

2 GIS を用いた斜面崩壊の解析法?実践経験にもとづいて? 岩橋純子・山岸宏光
 2.1 GIS データの作成または収集
  (1)崩壊分布図
  (2)地形データ
  (3)崩壊の誘因に関する主題データ
  (4)その他の主題データ
 2.2 縮尺を考慮したデータ選択とデータ規格の統一
 2.3 データのオーバーレイ
 2.4 複数データの属性結合および分析 
 2.5 多変量解析
 2.6 大縮尺データの分析
 2.7 まとめ

3 雪崩防災と GIS 西村浩一・平島寛行
 3.1 はじめに
 3.2 雪崩の発生メカニズム
 3.3 GIS を活用した危険度の予測
  (1)中越地震被災地における全層雪崩の発生危険度予測
  (2)積雪変質モデルを用いた雪崩発生危険度の予測
 3.4 GIS を活用した雪崩運動モデルの開発
  (1)雪崩の運動モデル
  (2)質量中心モデル
  (3)連続体モデル

4 効果的な災害対応を支援するための地図活用
  ?2007 年新潟県中越沖地震から学ぶこと,そして未来へ向けて? 浦川 豪
 4.1 活動の背景 
 4.2 地図作成班の活動の実際 
  (1)地図作成班のミッションと役割 
  (2)地図作成班の運用 
  (3)地図作成のための情報処理 
 4.3 地図作成班の成果物 
 4.4 活動から学ぶこと 
 4.5 災害発生時に効果的に COP を構築するために 

5 農地復旧のための GIS の活用
  ?中越地震被災地における棚田の区画整理? 吉川 夏樹 
 5.1 はじめに 
 5.2 中山間地域における GIS の利用 
 5.3 対象地区の概要 
 5.4 新潟大学による棚田再生案の考え方 
  (1)農作業の能率向上 
  (2)圃場管理作業の負担軽減と安全性の確保 
  (3)過剰な盛土部の回避 
  (4)将来の農業条件変化への対応性 
  (5)景観への配慮 
 5.6 おわりに 

6 時系列地理情報を活用した盛土の脆弱性評価 小荒井 衛・長谷川裕之・中埜貴元 
 6.1 はじめに 
 6.2 ガイドラインの第一次スクリーニングの概要と必要な地理情報 
  (1)第一次スクリーニングの概要 
  (2)第二次スクリーニングの概要 
 6.3 国土変遷アーカイブ事業と時系列地理情報の利活用研究 
 6.4 時系列地理情報を活用した盛土・切土の抽出手法とその精度 
  (1)対象地域と使用データ 
  (2)地形図からの地形データ取得とその精度評価 
  (3)空中写真からの地形データ取得とその精度評価 
  (4)地形データ(DEM)の作成と比較 
  (5)改変地形データの作成と比較 
  (6)適切な盛土・切土の抽出手法について 
 6.5 新旧地形差分データを用いた盛土の地震時脆弱性評価 
  (1)盛土の地震時脆弱性評価手法の現状 
  (2)盛土脆弱性評価手法の検証 
    ? ガイドライン点数方式 
    ? 数量化?類方式 
    ? 簡易側方抵抗モデル 
  (3)「簡易側方抵抗モデル」を基にした統計的なモデルの構築 
    ? 統計的側部抵抗モデル 
    ? 統計的三次元安定解析モデル 
  (4)盛土の脆弱性評価支援システムの構築 
 6.6 おわりに 

第?部 環境 GIS

7 窒素酸化物による大気汚染と生態系への影響 山下 研 
 7.1 はじめに 
 7.2 窒素酸化物の発生・拡散と酸性雨の生成 
  (1)酸性雨のしくみ 
  (2)窒素酸化物の発生源インベントリ 
  (3)長距離化学輸送モデルによる窒素酸化物の沈着量計算結果 
 7.3 GIS を利用した生態系への影響推計 
  (1)窒素酸化物沈着の臨界負荷量の計算 
  (2)アジア域の植生データの取り込みと Nu + Ni の決定 
  (3)FAO-Soilmap からアジア域の土壌データの利用 
    ?)ArcGIS への取り込み 
    ?)グリッド毎の最頻値の導出 
  (4)窒素の臨界負荷量(CLmaxN)の計算 
  (5)臨界負荷量を超えた窒素(N)の沈着量の計算 
 7.4 大気汚染物質の排出量を削減する方法とその効果及び費用 

8 油汚染による海岸の環境脆弱性を示す情報図 濱田誠一・沢野伸浩 
 8.1 はじめに 
 8.2 ESI マップの目的と整備状況 
 8.3 ESI マップに示される情報 
 8.4 GIS を用いた海岸情報図の作成方法 
 8.3 海岸地形の分類 
 8.4 海岸の評価方法?特に礫海岸の評価方法について?

9 九州における再造林放棄地の実態把握 村上拓彦 
 9.1 再造林放棄地プロジェクトの概要 
 9.2 リモートセンシングデータを用いた伐採地の抽出 
  (1)リモートセンシングデータの処理 
  (2)差画像の作成と分類 
  (3)抽出伐採地のチェック 
 9.3 抽出伐採地の内訳 
 9.4 再造林放棄地の分布状況 
 9.5 プロジェクトにおいて GIS,リモートセンシングが果たした役割 

10 空中写真と GIS による棚田景観の破壊と変遷
   ?旧山古志村と佐渡を例に? 山岸宏光・波多野智美 
 10.1 はじめに 
 10.2 旧山古志村の棚田・池の変遷と地震による破壊 
  (1)旧山古志地域の棚田と池の変遷 
  (2)中越地震による棚田・池の崩壊・亀裂 
    ? 空中写真による判読区分 
    ? 棚田・池と亀裂の関係 
  (3)中越地震による棚田・池への影響度 
 10.2 野生トキの絶滅と棚田変遷 
  (1)佐渡市旧新穂村周辺の棚田の原地形と変遷 
  (2)GIS を活用した棚田変遷の検討 


11 野生動物の生息地保全のための空間情報技術
   ?渡り鳥の衛星追跡手法? 島?彦人 
 11.1 はじめに 
 11.2 衛星追跡手法の概要 
 11.3 渡り鳥とその生息地の保全の背景 
 11.4 渡り鳥の位置データの収集と解析 
 11.5 行動圏と資源選択性の地域規模での解析 
 11.6 衛星追跡手法の利用上の注意点と今後の展望 

索 引        
著者略歴     

  

山岸 宏光[ヤマギシ ヒロミツ]
編集

目次

序 GISの歴史
第1部 防災GIS(四国の地すべりデータベースの構築とハザードマップの試み;GISを用いた斜面崩壊の解析法―実践経験にもとづいて;雪崩防災とGIS;効果的な災害対応を支援するための地図活用―2007年新潟県中越沖地震から学ぶこと、そして未来へ向けて;農地復旧のためのGISの活用―中越地震被災地における棚田の区画整理;時系列地理情報を活用した盛土の脆弱性評価)
第2部 環境GIS(窒素酸化物による大気汚染と生態系への影響;油汚染による海岸の環境脆弱性を示す情報図;九州における再造林放棄地の実態把握;空中写真とGISによる棚田景観の破壊と変遷―旧山古志村と佐渡を例に;野生動物の生息地保全のための空間情報技術―渡り鳥の衛星追跡手法)

著者等紹介

山岸宏光[ヤマギシヒロミツ]
1966年北海道大学理学部卒、同年北海道立地下資源調査所(現道総研地質研究所)入所、1990年同所環境地質部長、1999年新潟大学理学部教授、2009年愛媛大学防災情報研究センター教授、2004年公益社団法人日本地すべり学会会長、2014~現在NPO法人環境防災研究機構(CEMI)北海道理事、NPO法人北海道総合地質学研究センター(HRCG)理事、株式会社シン技術コンサル技術顧問、公益社団法人日本地すべり学会名誉会員、GIS上級技術者、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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