目次
第1部 日本とベトナム(「東遊」するベトナム人、「南遊」する日本人―越日交流の歴史と伝統;日本を救ったベトナム―日、朝、越三国の元寇への対応比較から)
第2部 ベトナムの独立と日本(日本近代の逆説的矛盾と日本・ヴェトナム関係;第二次世界大戦期のベトナム独立運動と日本;戦前・戦時期日本の対インドシナ経済侵略について;佛印を語る)
第3部 第二次大戦後の日越関係(南ベトナム戦後賠償交渉再考―「ベトナム賠償および借款協定関係」外交文書を紐解く;終戦直後の日越関係と賠償交渉―戦前・戦中・戦後をベトナムに生きて;インドシナ難民と日本の対応―「難民を助ける会」での経験から)
第4部 日本軍のベトナム侵攻によって北ベトナムで二百万もの人々が餓死したのだろうか(ベトナムの一村落における一九四五年飢饉の実態―タイビン省ティエンハイ県タイルオン村ルオンフー部落に関する日越合同調査報告;駆け出し外交官の戦時下仏印体験記―昭和18年9月~昭和21年5月;日越国交正常化交渉といわゆるベトナム人餓死問題について;ある日本政府地域専門家の見方;総括)
第5部 日本大使がみた「ベトナム」(回想のベトナム;ベトナムという国―日越自然の同盟関係;ベトナムの現実と将来―日本に求められているもの)
著者等紹介
阿曽村邦昭[アソムラクニアキ]
1935年、秋田市生まれ。東京大学農業経済学科および(米国)Amherst大学政治学科各卒業。駐ベトナム、チェコスロバキア、ベネズエラ各大使を歴任後、富士銀行顧問、麗澤大学客員教授、吉備国際大学大学院国際協力研究科科長・教授、(秋田市所在)ノースアジア大学法学部教授、(特活)日本紛争予防センター所長、(特活)ジャパンプラットフォーム・NGOユニット理事、(社)ラテンアメリカ協会理事等を経て、岡山県公設国際貢献大学校教授、法務省認定倉敷外語学院特別顧問兼教授(大阪院進学コース科長)、「メコン地域研究会」会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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