目次
第1章 生物探検に出かけよう!(ドラゴンが棲む島―コモド島;絶海の孤島―ガラパゴス諸島;秘境―ボルネオ島;今も残るか?ニホンオオカミ)
第2章 生物界の秩序と人間活動(世界の生物地理区;生物地理区の撹乱;ガラパゴス諸島での出来事;日本列島での出来事;注目される生物多様性)
第3章 風土と生き物(生き物へのまなざし;民間信仰と生き物;奈良公園を訪ねる人びとと神鹿信仰;風土に暮らす)
第4章 社会づくり、地域づくりと生き物(イノシシの農業被害とシシ垣;イノシシの農業被害と社会経済的要因;イノシシの農業被害と地球温暖化;イノシシ問題への取り組み;シシ垣ネットワークの取り組み;神戸の街にやってくるイノシシ問題)
著者等紹介
高橋春成[タカハシシュンジョウ]
1952年、滋賀県生まれ。奈良大学文学部地理学教室教授。博士(文学)。生物地理学、文化地理学が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Shoji
39
生物環境と人間の生活の関わりについて、歴史的な特徴や地域的な特徴を実例を示して述べたうえで、生き物との共生を説いています。例えば、神戸市のイノシシ問題では、安易な動物愛護の考えからくる餌付け、そして都市部住民の駆除に対する共通理解を得ることの難しさが問題の根っ子だと述べています。暖冬化とイノシシの生息域の拡大など、興味深く読むことができましたが、少々こ難しい内容でもありました。2020/05/06
ビリー
1
うーん、なんか難しかった。生物地理学ってなんのこっちゃと思ったら民俗学寄りの生物学って感じのよう。2013/05/25