出版社内容情報
政党内閣制は五・一五事件で崩壊し、軍部の政治介入が強まる。デモクラシーはいかにして潰えたか。戦争に向かう時代を克明に辿る。政党内閣制は五・一五事件で崩壊し、軍部の政治介入が強まる。満洲事変後の欧米との対立、昭和恐慌から戦時経済への転換、そして二・二六事件。デモクラシーはいかにして潰えたか。戦争に向かう時代を克明に辿る。
現代国家を目指して―プロロ―グ/「憲政の常道」―近代日本型政党政治のポジとネガ(「憲政の常道」の起動―第一次若槻礼次郎内閣/憲政会から政友会へ―田中義一内閣/大衆社会の成立と社会運動)/経済危機と軍部の台頭(ロンドン条約の締結と統帥権干犯問題/金解禁と昭和恐慌/満州事変とテロリズム)/「憲政常道」の終焉(五・一五事件/挙国一致内閣の成立/思想統制の強化―挙国一致内閣期の右翼運動と左翼運動)/軍部主導の政治体制へ(二大政党制の動揺/孤立外交へ/二・二六事件/軍部主導の政治へ)/権力「不在」のファシズム化―エピロ―グ
河島 真[カワシマ マコト]
内容説明
政党内閣制は五・一五事件で崩壊し、軍部の政治介入が強まる。満洲事変後の欧米との対立、昭和恐慌から戦時経済への転換、そして二・二六事件。デモクラシーはいかにして潰えたか。戦争に向かう時代を克明に辿る。
目次
「現代国家」を目指して―プロローグ
1 「憲政の常道」―近代日本型政党政治のポジとネガ
2 経済危機と軍部の台頭
3 「憲政の常道」の終焉
4 軍部主導の政治体制へ
権力「不在」のファシズム化―エピローグ
著者等紹介
河島真[カワシママコト]
1968年、京都府に生まれる。1994年、神戸大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、神戸大学大学院人文学研究科准教授、修士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Naoya Sugitani