出版社内容情報
地理学で卒論を書かなければならないが、何から手を付けてよいのか、どうやって書けばよいのか分からない…はじめて「論文」を書く学生のためのハンドブック。卒論とは何か、なぜ卒論を書くのかをふまえた上で、テーマの決め方、章立ての基本、図表やデータの示し方、考察の書き方、文献の引用法など、やさしく簡潔に記す。卒論のためのインドアワーク、フィールドワークの方法と成果のまとめ方も。いずれも自然地理学系論文・人文地理学系論文の例が挙げられ、どのようなテーマにも対応できる内容となっている。
目次
第1部 卒論とは何か(卒論を執筆する意味と意義―なぜ書くのか;卒論ゼミの作法;学術論文とは;様々な学術論文;既存研究の探し方;アカデミック・ライティングとは;文献の引用方法;文献の示し方)
第2部 卒論をどのように書くか(研究テーマ・研究対象地域をどうやって決めるか;題目の決め方;論文の構成を理解する―章立ての基本;「はじめに」の書き方;「地域概観」に何を書けばよいのか;「研究方法」は何のために書くのか;「結果」をどのように示せばよいのか;「考察」の重要性―何をどのように考察するのか)
第3部 卒論のためのデータの集め方とまとめ方(インドアワークによるデータの収集;インフォーマントへのアポイントメントの取り方;フィールドワークの手法と成果のまとめ;卒論を提出する前に―最終チェックリスト)
著者等紹介
小野映介[オノエイスケ]
駒澤大学文学部教授。1976年静岡県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科修了。博士(地理学)。専門は、沖積平野の地形発達史。日本各地の考古遺跡を対象として、地形環境史研究を実施している。また、東南アジアや南部アフリカにおいて人と自然の関係についての調査・研究を行っている
前田洋介[マエダヨウスケ]
新潟大学教育学部准教授。1981年東京都生まれ。名古屋大学大学院環境学研究科修了。博士(地理学)。専門は、社会地理学・政治地理学。日本やイギリスの地域社会のガバナンスについて、NPOや自治体内分権制度に着目して調査・研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 母のレシピノートから