目次
第1部 ちびまる子ちゃんの社会学入門(ちびまる子ちゃん表象―ももこから“まる子”へ;現代社会における「捩じれた時間意識」―『ちびまる子ちゃん』をはじめとする諸事例を通して;数値と地図から読み解くちびまる子ちゃんの住むまちと生活)
第2部 ちびまる子ちゃんの社会学特論(「おどるポンポコリン」はなぜ愛されるのか;ちびまる子ちゃんの赤いつりスカート;中国語圏におけるちびまる子ちゃんの受容;タイに生きるまる子―世代を超える「子どもらしさ」と家族の風景)
第3部 さくらももこ研究(さくらももこの生涯概説;さくらももこ、エッセイストへの道―“エッセイ漫画”の確立から“エッセイ”執筆へ;さくらももこの健康づくり;さくらももこのサードエリア)
著者等紹介
友原嘉彦[トモハラヨシヒコ]
1980年生まれ。博士(学術、広島大学)。高知県立大学文化学部准教授。専門分野:観光学、クリエイティブシティ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
templecity
9
さくらももこの幼少期を漫画にしたのは有名な話。地元の短大に就職することになっていたが、漫画家への夢を捨てきれず高3の時に必死で作品を描き応募して入選して人生が変わる。小学校の頃から空想をして絵を描くのが得意だった。また実家は八百屋で3世代の家族であった。20代には漫画の連載とテレビでもちびまる子が放映され作詞をした歌もヒットし、健康にも気を付けている書物も執筆していたが、53歳で乳がんで亡くなった。乳がんになってからも連載を中断することもなく働き続けたのがあだとなったか。(続きあり)2021/12/05
athnete10
0
病気をしたら作風が変わる―これは他の作家さんでも感じられた。「この人作風変わった?」と感じたら心配したほうが良いのかもしれない。心と身体はつながっているんだな。2021/11/30