出版社内容情報
オリンピック自国開催をめざして歩んできた日本スポーツ界の軌跡を辿り、次世代に継承すべき有形無形のレガシーを語り尽くす。
内容説明
今だからこそ、東京2020に向けた日本スポーツ界の軌跡を辿る!スポーツで知っておきたいテーマ16。
目次
第1章 オリンピック・パラリンピックのレガシー構築のために
第2章 これからの学校体育とスポーツ政策をどう構築するか
第3章 スポーツ・インテグリティを構築するために
第4章 これからの社会と新しいスポーツのあり方を構築するために
第5章 運動部活動の未来の構築に向けて
第6章 これからのスポーツ科学の構築に向けて
著者等紹介
友添秀則[トモゾエヒデノリ]
早稲田大学理事、同大学スポーツ科学学術院教授。Ph.D。専門はスポーツ倫理学、スポーツ教育学。1956年大阪生まれ。日本オリンピック委員会(JOC)常務理事、スポーツ庁スポーツ審議会会長代理、日本スポーツ教育学会会長、日本体育科教育学会会長等、多くの学外委員を務めるとともに、「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」(スポーツ庁、2018年)、「スポーツ団体ガバナンスコード」(同、2019年)等の取りまとめを座長として行う。文部科学省学習指導要領作成協力者でもある。『現代スポーツ評論』(創文企画)の編集委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たろーたん
1
現代日本のスポーツの論点は、大きく分けて二つあると思う。「オリンピック」と「学校スポーツ」である。もちろん、「新しいスポーツ」として、eスポーツやゆるスポーツとして顔借競争やBABY BASKETBALLがあるが、それは新興スポーツであり問題ではない。問題となっているのは、①拝金主義や意義を持ちすぎているオリンピックと②過重労働で成り立ってる部活と意義を見失っている体育だろう。①として、IOC委員の中に、オリンピズムを理解している人がどれくらいいるのか。ただ都合よく使っているだけではないかの問題。(続)2023/09/14
HSODEAF1
0
話題が多岐にわたる/目からウロコがいくつか/スポーツの3要件は「遊戯」「競争」「大筋活動」であるという/したがって大筋活動を伴わないeスポーツはスポーツたり得ないという立場がある/大筋活動が要件とされてきたのは体を動かす必要がある農耕社会が背景にあったとされる/産業社会に発展してモータースポーツが生まれた文脈で言えば情報社会において生まれたeスポーツはスポーツとして認められても良いではないかと/結局は大衆がそれを支持するかしないか/パラ歴史あり政治とスポーツあり学校部活ありとキーワード盛り沢山です。2021/01/23