目次
第1章 明治三陸大津波
第2章 昭和三陸大津波
第3章 昭和のチリ津波
第4章 津波体験の「忘」と「不忘」
第5章 津波防災を考える
付1 「丙申大海嘯溺死者諸精霊等」について
付2 「津波いろは歌留多」
著者等紹介
山下文男[ヤマシタフミオ]
著述家。1924年岩手県気仙郡綾里村石浜生まれ。1986年より歴史地震研究会会員として津波防災活動に従事。主な著書に、「津波ものがたり」(日本科学読物賞・北の児童文学賞受賞)など。2000年、「日本自然災害学会賞」功績賞受賞。2003年、平成15年度防災功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アルゴン
1
★★★★ 未曽有の規模だから被害が大きかったというのもあるでしょうが、筆者の懸念したとおりのことが起きてしまいました。たぶん震災前の自分が読んだら「ちょっと大袈裟じゃない?」と思ったんだろうなあ。おそれを抱くことは大事ですね。また風化してしまわないよう、気をつけたいと思います。2011/09/13
ブブジ
1
吉村昭の「三陸海岸大津波」に続いて読みました。「三陸海岸大津波」も読んだときは緊迫感のある内容に感じましたが、こちらの本を読むと、吉村昭の本が色あせて見えてしまいます。とはいえ、どちらの本にしても、改めて自然に対する無力感をつくづく思い知らされます。ましてや五百年から千年に一度の大津波ではどうすることもできなかったでしょう・・・今回の大津波から早や一か月、がんばれ東北!負けるな東北! 2011/04/08