目次
1 ネガティブな他者の創出―カリブ海ドミニカ国のスラムの事例
2 リオデジャネイロのスラム住民の日常的実践
3 クアラルンプルの都市美化政策とスクォッター―新聞に描かれたスクォッター・イメージ
4 都市の貧困カンポン・ジャカルタの下町
5 タイ農村の社会経済変動と農民の都市生活適応
6 ネパールの民主化運動と都市スラムの形成―スクンバシと日本近世の被差別民との比較研究は可能か?
7 隠ぺいされた地名―カーストをめぐる言説とスラム地区住民の適応戦略
8 ケープタウンの掘立て小屋の暮らし―流動する集団と伸縮自在な住宅
9 鴨川スクォッター地区の住環境整備と地域支援活動
著者等紹介
藤巻正己[フジマキマサミ]
1951年新潟県生まれ。1979年立命館大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学後、天理大学教養部講師・助教授・教授を経て、1998年より立命館大学文学部教授。専門分野は人文地理学(都市社会地理学)
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