出版社内容情報
★高校生が楽しみながら自ら考えるフィールドワーク
ウォークラリー巡検とは、生徒がワークシートを持って校外を巡り、シートに記された設問に答えることで「地域の地理的特色」に気づく学習のこと。全国地理教育学会が提唱する1単位時間程度の巡検学習(ワンポイント巡検)を参考に、教師が現地で説明するのではなく、生徒が主体的に行動し自ら考える工夫がなされている。岡山市を例に、住宅地、商店街、官庁・ビジネス街における巡検の実践(準備、実施方法、生徒の反応など)を紹介。防災に着目した巡検も。巡検学習の評価についてもくわしく考察する。高等学校「地理総合」における地域調査の参考に。
目次
第1章 巡検学習とウォークラリー巡検
第2章 高層マンションの立地に着目したウォークラリー巡検
第3章 中心商店街におけるウォークラリー巡検
第4章 官公庁・企業本社の立地に着目したウォークラリー巡検
第5章 防災に着目したウォークラリー巡検
第6章 巡検学習の評価論
補章 全国地理教育学会における巡検学習論の展開と課題
著者等紹介
今井英文[イマイヒデフミ]
1969年広島市生まれ。立命館大学文学部地理学科卒業、岡山大学大学院文化科学研究科博士課程単位取得退学。岡山市立岡山後楽館高等学校非常勤講師を経て、現在山陽学園大学非常勤講師、岡山商科大学非常勤講師。専門は地理教育学・社会科教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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