目次
第1章 禹王とは(禹王伝説と夏王朝;中国における大禹信仰 ほか)
第2章 日本の禹王遺跡(禹王遺跡の特徴;遺跡の成立年代)
第3章 禹王と治水信仰(京都鴨川の「夏禹廟」―日本最古の禹王遺跡;大阪府島本町高浜の「夏大禹聖王碑」―淀川の水害常襲地に建つ ほか)
第4章 顕彰にみる禹王(高松市の「大禹謨」碑―忘れられた禹王の再生;天竜川の「惣兵衛堤防」と「理兵衛堤防」―禹王の名はなくとも ほか)
第5章 禹王文化の諸相(福島県伊達市の「禹父山」;岡山県倉敷市の「禹余糧石」と「禹余糧山」 ほか)
著者等紹介
植村善博[ウエムラヨシヒロ]
1946年京都市生まれ。立命館大学大学院修士課程修了。博士(文学)。京都府立高等学校教諭を経て、佛教大学歴史学部教授。2017年より佛教大学名誉教授。立命館大学歴史都市防災研究所客員研究員。専門は自然地理学。現在、「治水神・禹王研究会」会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Teo
5
この本を見た時は驚愕した。え?禹と実際の治水史の話?日本で禹を祀るみたいな事をしてる?それは全然知らなかった。禹と言えばご存知の様に中国古代の堯・舜・禹と並び称される三人のうちの最後の一人。治水の功績によって舜より王位を譲られて禹によって夏王朝が開かれた。現在殷王朝迄は存在が明らかになっており、その前の夏も痕跡があるらしい所までは来ている。それを開設した伝説の禹。したがって治水と言えば禹を思い浮かべるのは確かではあるが、日本での治水の現場で禹を祀るとは思っても居なかった。2019/12/23
沖縄電鉄社長
1
古代の伝説的王「禹」の日本における影響を取り上げる一冊。2019/11/15
-
- 電子書籍
- ビジネスケース『富士フイルム ~デジタ…