内容説明
自然地理の中でも、地形については難しいという話はあまり聞かない。地形と気候・水文とを比べてみると、地形は具体的に見ることができるが気候は簡単には見られない点が大きな違いではないかという気がする。では、気候や水は見えてこないだろうか。これは実際に見ている景観についての分析や解釈の問題になる。風景そのものを気候あるいは水文の立場で分析・理解する、さらに風景の中に隠された見えない部分を気候・水文から解きほぐす、このような調査・研究があってもよい。本書では、この視点に沿った16編の論説を集めた。
目次
第1章 東アジアの水を巡って
第2章 乾燥・半乾燥地域の気候と水
第3章 首都圏の都市水文
第4章 都市と近郊農地の温度環境
第5章 農山村地域の水循環
第6章 寒冷地の気候と湖
著者等紹介
新井正[アライタダシ]
立正大学地球環境科学部教授。理学博士・技術士
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