内容説明
本書は、政治地理学の概説書であり、日本で政治地理学が活性化するための基本テキストとして訳出された。本書の特長は(1)バラエティに富んだテーマを一貫したパースペクティブの下で手際よく整理している、(2)伝統的な政治地理学の内容と新しい研究の流れをうまくミックスしている、(3)具体例が多くてわかりやすい一方で、総論的な部分ではかなり抽象的な概念を簡潔に整理している点である。
目次
1. 緒論
2. 政治地理学における研究課題の展開
3. 政治地理学と地政学
4. 政治システムの空間的構成要素
5. 政治地理学と政治行為
6. 地域結合型資源と政治的意思決定
7. 政治行為の空間的作用
8. 政治システムのタイプ分け