内容説明
1月生まれのあいちゃんは、3月に元気に「あ」と言いました。お母さんは、その「あ」というひと声から空想を広げ、あいちゃんと楽しいおしゃべりをはじめます。「あ」とお話しできるようになった赤ちゃん。まだなにもできないようで、日々ちゃんと成長しています。『かみさまからのおくりもの』の作者ひぐちみちこさんがつくったはじめての手作り絵本が、40年の時を経て、現在のお母さんたちへのエールを込めた新しい絵本として生まれ変わりました。
著者等紹介
ひぐちみちこ[ヒグチミチコ]
樋口通子。1947年、大阪に生まれる。大阪教育大学美術科卒業。中学校の美術科教師を経て、現在は岐阜県在住。長女の誕生をきっかけに手作り絵本を作りはじめ、『かみさまからのおくりもの』はお母さんたちから根強い支持を得ている。子育てをめぐるエッセイ集も人気。日本児童出版美術家連盟所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーちゃん
29
息子が選んだ絵本。あーあーしか言えなかった赤ちゃんにお母さんが優しく話しかけているのが微笑ましかったです。息子もあー、あぐーー、あうあうあーとかしか言えなかったのが、今は会話が出来るってすごい成長だなぁと思いました。2020/07/25
遠い日
6
丁寧なコラージュが好印象。たくさんの幸せな「あ」が、読み手の気持ちをほどいてくれます。赤ちゃんの成長とともに、「あ」は変わり始める。我が子の声をしっかり受け止めるお母さん。何を言ってくれてるのかなぁ?こんなこと?あんなこと?わからないながらも、一生懸命向き合ったあの日々が蘇ります。2022/04/24
さき
3
【2歳11ヶ月】作者の娘さんが初めて話したときの感動を基に書かれたそう。「あ」という発話から、「あか」「あお」「あめ」など発想を巡らせて描かれており、子どもへの愛情がたっぷり感じられる^^娘も、赤ちゃんに語りかけるような内容が気に入ってるようで、「あーか!」と大きな声で読んだあと、優しい声で「あかって言ったのね」と読み、ニコニコしています。あなたが初めて話したとき、ママもこんな気持ちだったんだよ、と話してあげています。2020/07/11
しぃたろ@記録の一部が消失:(
2
2歳7ヶ月の息子に読み聞かせてみた。"すやすや ねむって おおきくなあれ。いっぱい ねむって おおきくなあれ。"という一文を聞いて、「〇〇(息子のアダ名)も大きくなりたいな〜」と言っていたのがとても可愛らしかった。2021/10/28
憩子
2
樋口道子さんの最初の手作り絵本がもと。お嬢さんが初めて「あ~あ~」と声を出したときのことを絵本にされた。 出産祝いにぴったりだと思います。2021/01/08