内容説明
学級委員長のわたしは、貧血の時に助けてもらったことから、落ちこぼれの鹿山くんと親しくなる。読書が苦手だと言う彼に、わたしはある小説を薦め、それは彼の思わぬ才能を開花させるきっかけとなった。だが周囲の反対で、二人は会えなくなってしまい…。実らなかった初恋が時空を超えて今の自分に届く。表題作ほか二作を収めた傑作恋愛小説集。
著者等紹介
市川拓司[イチカワタクジ]
1962年東京都生まれ。2002年『Separation』でデビュー。03年に発表した『いま、会いにゆきます』がミリオンセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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