出版社内容情報
ねこちゃんが先に見つけて木に登って取ってきた風船を、すーちゃんが横取り。家へ持って帰って自分の物にしてしまいます。ねこちゃんは家の外でずっと待っていますが…。「いじわる」がテーマの絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浅葱@
25
すーちゃんのいじわる。その風船は、ねこちゃんが先に見つけたんじゃないか。独り占めするなんて。ねこちゃんとすーちゃん、どうやって折り合いをつけて仲直りするのかな?と思った初読み。何回読み返しても二人で風船を飛ばして空を見上げる光景が新鮮なのです。子どもの理屈じゃない世界に羨ましさを感じます。二人の気持ちが溶けていく情景を描き出せる佐野洋子さんがすごい!とファンになったのでした。2014/01/28
ナヲ
23
すーちゃんがすごく意地悪で...。確かに子どもの本質的な部分にはこういうところがあるとは思うけど...。うーん、読み聞かせるか悩む。2019/01/09
ヒラP@ehon.gohon
21
ねこが手に入れた風船をすーちゃんが横取り島しました。 良くないな〜。 すーちゃんは風船をひとりじめして、ねことの毎日は途絶えました。 どうしたら仲直りできるのだろうと思っていたら、佐野洋子流解決法は、あっけらかんとしています。 ねこちゃんがたくさんの風船を手にしたのは偶然ですが、すーちゃんの前で一つづつ空に離していくシーンは、意地悪から次第に気持ちが変わっていくように思えました。 最後にねこは全部の風船を、すーちゃんはお気に入りの風船を空に離して、二人は仲直り。 2022/08/04
ヒラP@ehon.gohon
14
C事業所で読みがたりしました。2022/07/22
mntmt
14
1973.6.1第1刷発行。風船はどこから、飛んで来たんだろう。2015/10/18