内容説明
詩は現実に対して働きかけができるのか、現実への「詩人の責任」は存在するのか。オックスフォード大学詩学教授として行なった連続講演の記録。
目次
詩の矯正
アルファベットの拡張―クリストファー・マーロウの「ヒーローとリアンダー」について
アイルランドのオルフェウス―ブライアン・メリマンの『真夜中の法廷』
ジョン・クレアの「プログ」
レディング監獄のスペランザ―「レディング監獄のバラッド」について
たったひとりの提灯行列―ヒュー・マクダーミッドについて
持続するディラン?―ディラン・トマスについて
喜びか夜か―W.B.イェイツとフィリップ・ラーキンの詩
百まで数える―エリザベス・ビショップについて
書くことの最前線
著者等紹介
小沢茂[オザワシゲル]
1977年名古屋市生まれ。2005年名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、愛知淑徳大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。