内容説明
ニューイングランドの自然の中で、宝石のように輝く短詩のかずかずを残して逝った女流詩人ディキンスンの好評詩集。
目次
第1部 自然
第2部 愛
第3部 人生と死
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
16
静かに読み続け、何度も反芻し、読み返しては戻り、浸った。彼女の言葉は濃厚な澱のように沈んでは浮かびあがる。彼女は狭い世界でしか生きなかったけどその世界の中に必要なものを全て見出した。精神の奥底まで降りていき、天の高みまで昇りつめた。だけど何故だろう、読むほどに苦しくなり、祝福の詩さえ哀しくなるのは。2015/10/06
ローマの平日
0
10分の1ほどしか読んでないけれど・・・ぱっと思ったのが表紙の絵というか写真が実にいいなと思った。中島完さん時々訳者でみかけるなと思った。エミリーさんはすごいいい恋をしていたんだなと思った。「一つ一つ折る指がいつかヴァン・ディーメンの国に着くほどに」ってなんかいいなと思った。どこだ、ヴァン・ディーメンって?2014/12/28
あきこ
0
[別離こそが私たちが天国について知るすべて/地獄に必要なすべて] 誰にも読まれないことを前提に詩を書くってどんなんだろうと思うとそっちでくらくらしてしまって悔しい2013/03/02
o'H'o
0
かなり昔に遡りますが大江健三郎訳の詩を読んで、出版社へ問い合わせたところ、絶版状態のところを在庫から4巻まとめて買わせていただきました。2011/08/05