バランス麻酔:最近の進歩―エンドポイント指向型バランス麻酔 (改訂第2版)

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  • サイズ B5判/ページ数 210p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784771902961
  • NDC分類 494.24
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 新たに“脳波をガイドとしたオピオイドの投与”“小児麻酔におけるオピオイドの使用法”“末梢神経ブロックの新しい役割”“術後鎮痛”の章を加え,最新の知見を網羅した。    

《目次》
第1部 バランス麻酔:最近の進歩-エンドポイント指向型バランス麻酔-
第1章 最近50年間のバランス麻酔の進歩
1.麻酔深度とは?
2.新しい吸入麻酔薬におけるMAC-awakeとMACとの比
3.MACとMAC-BAR
4.全身麻酔におけるオピオイドの役割
5.麻酔のエンドポイントとは?
6.新しく要求される麻酔のエンドポイント
第2章 最近のオピオイドに関する薬理学の進歩と臨床への応用
1.古典的なpharmacokineticsと,最近のpharmacokinetics
2.context-sensitive half-timeから得られる情報
3.フェンタニルのthree compartment modelによる血中濃度の予測は,どの程度に正確か?
4.フェンタニルのpharmacokineticsに及ぼす体重の影響
5.高齢者におけるオピオイドのpharmacokineticsとpharmacodynamics
6.高齢者における術後鎮痛法に関するガイドライン
7.血中濃度を予測したフェンタニルの投与法
8.合理的な麻酔薬の併用
第3章 なぜ吸入麻酔薬にオピオイドを併用するのか?
1.異なるエンドポイントでは,吸入麻酔薬とオピオイドの薬物相互作用は同じとは限らない
2.somatic endpoint
3.hypnotic endpoint
4.hemodynamic endpoint
5.麻薬と術中覚醒
6.亜酸化窒素の併用の臨床的意義
7.麻酔深度のモニタリングと吸入麻酔薬/麻薬
8.同じ力価の薬物でも薬物動態の特性により最適な組み合わせは異なる
9.血液内濃度予測は必要か?
10.術後呼吸抑制の問題
まとめ
第4章 プロポフォールのpharmacokinetics, pharmacodynamicsと臨床への応用
A 麻酔導入時におけるプロポフォールの pharmacokinetics
1.従来のpharmacokinetics(PK)モデル
2.従来のモデルの限界
3.physiological model
4.肺での取り込み
B プロポフォールのpharmacodynamics
はじめに
1.エンドポイントを考慮する上での注意点
2.全静脈麻酔薬における薬物相互作用
3.アイソボログラムの意味するもの
4.プロポフォールとフェンタニルの組み合わせによる違い
5.臨床的なエンドポイント
第5章 脳波をガイドとしたオピオイドの投与
1.私の考えるバランス麻酔のエンドポイント
2.脳波モニタリングとオーダーメイド麻酔
3.麻酔中の脳波波形
4.脳波バイスペクトル解析
5.脳波と麻酔と侵害刺激
6.脳波モニターと麻酔戦略
7.脳波モニターによるフェンタニル投与の実際
8.脳波モニターの限界
まとめ
第6章 静脈麻酔薬の適切な併用
1.麻酔薬併用の目的
2.静脈麻酔薬併用(TIVA)に関する最近の臨床知見
3.BISを用いた静脈麻酔薬併用に関する研究
第7章 バランス麻酔における硬膜外麻酔の役割
はじめに
1.硬膜外麻酔の進歩とわが国の事情
2.バランス麻酔における硬膜外麻酔
3.硬膜外麻酔の注意点
4.オピオイドの投薬経路としての硬膜外腔
5.医療経費と手術室稼働率
6.医療訴訟
7.併用硬膜外麻酔のエンドポイント
おわりに
第8章 ハイリスク患者のバランス麻酔
はじめに
1.multimodal戦略におけるバランス麻酔
2.そのほかの術中管理
まとめ
第9章 高齢者の麻酔の実際
1.高齢者の麻酔
2.高齢者におけるバランス麻酔の実際
3.麻酔併用薬
4.術中モニター
おわりに
第10章 小児麻酔におけるオピオイドの使用法
はじめに
1.小児におけるオピオイドのpharmacokineticsとpharmacodynamics
2.症例提示
3.小児におけるレミフェンタニル
4.合併症に対する対策
まとめ
第11章 バランス麻酔での末梢神経ブロックの新しい役割
はじめに
1.末梢神経ブロックの利点
2.局所麻酔薬の選択と鎮痛補助薬
3.末梢神経ブロックと抗凝固療法
4.末梢神経ブロック併用バランス麻酔の実際
5.症例提示
まとめ
第12章 術後鎮痛と QOL(quality of life)
1.術後鎮痛の役割
2.multimodal analgesia
3.術後痛の個人差
4.術後鎮痛と術後慢性疼痛の発症
5.術後鎮痛の長期予後に及ぼす影響
6.各論
まとめ

第2部 E-mailによる誌上ディスカッション
    “バランス麻酔:最近の進歩2005”

目次

第1部 バランス麻酔:最近の進歩―エンドポイント指向型バランス麻酔(最近50年間のバランス麻酔の進歩;最近のオピオイドに関する薬理学の進歩と臨床への応用;なぜ吸入麻酔薬にオピオイドを併用するのか?;プロポフォールのpharmacokinetics、pharmacodynamicsと臨床への応用;脳波をガイドとしたオピオイドの投与;静脈麻酔薬の適切な併用;バランス麻酔における硬膜外麻酔の役割;ハイリスク患者のバランス麻酔;高齢者の麻酔の実際;小児麻酔におけるオピオイドの使用法;バランス麻酔での末梢神経ブロックの新しい役割;術後鎮痛とQOL(quality of life))
第2部 E‐mailによる誌上ディスカッション―“バランス麻酔:最近の進歩2005”

著者等紹介

渋谷欣一[シブタニキンイチ]
ニューヨーク医科大学麻酔学;名誉教授

小松徹[コマツトオル]
愛知医科大学医学部麻酔科学講座;教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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