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内容説明
ぼくは鬼がこわいと思いました。「主人公目線」で語る昔話。
著者等紹介
岡村優太[オカムラユウタ]
1988年大阪府生まれ。面相筆と墨汁を用いた線画で、精密画からキャラクターまで幅広くイラストレーションを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yanae
60
一人称童話。個人的にはシンデレラに続いて2作目。この桃太郎はテレビでも取り上げられてて有名かも?!「ぼくは鬼がこわいとおもいました」そうだよなぁ、桃太郎だって鬼が怖いんだよな…。物語が終わった後は、また読者に問いかける。犬が主人公だったら?鬼が主人公だったら?子供たちの想像力が鍛えられる素敵な試み♡あとは浦島太郎かな!2019/08/25
吉田あや
56
一人称視点で桃太郎の物語を読む。ということは読者は桃太郎であり、「すぅーっといきをすいこむと、あまくてやさしい、いいにおい」がする桃の内側にその生命を宿している景色から始まる。語られる視点を変えるということで桃太郎と心情を重ね、新たな発見が生まれる点も新しい。物語の筋に大きな違いはないけれど突っ込みどころを悉く改善して進み、近年テレビでよく見る「この後スタッフで美味しく頂きました」的補足のような、コンプラ最大限配慮バージョンになっている点も面白い。(⇒)2023/09/19
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
38
桃太郎目線で語られる桃太郎。主人公目線というのが斬新。桃太郎ってこんな事を考えて鬼退治に行っていたんだね。自分が桃太郎なら鬼退治なんて行かない(笑)。2018/03/03
annzuhime
31
図書館本。小学1年生の長女用。一人称シリーズの2作目。今回は桃太郎。桃太郎がどんな気持ちで川を流れ、どんな気持ちでおじいさんとおばあさんに育てられたか。どんな思い出鬼退治に向かったのか。自分が思っていたよりもヘタレに描かれている桃太郎。そっかぁ。桃太郎も鬼は怖かったんだね。そりゃそうだ。デカイし凶暴だもの。家来というより、やや上から目線のキジの存在が良かった。いろんな考え方を受け入れられる絵本。2020/06/30
ゆき
30
桃太郎目線の桃太郎は、斬新で面白かったです。意外と気弱だったり「ぼくは鬼がこわい」という所ではそりゃ怖いよねと思ってしまいました。人間らしい桃太郎についつい頑張れと応援したくなりました。2018/04/04