内容説明
「お金の終活」とは、あなたのお金と想いを次世代へつなぐ準備のこと。あなたの「お金の終活」ができるのは、あなただけ。老後の安心と家族の幸せのために、あなたにしかできない準備があるのです。その準備をはじめる決断、具体的な対策を選ぶ決断、自分の想いを確実かつ納得して残す決断。これらは、専門家も、家族も代行できません。「資産がないから関係ない」は大まちがい。大切な人に確実に残して伝える遺言書の作成、生前準備、遺産相続のノウハウを相続のプロが伝授。元気なときにこそできる、次世代へのバトン継承、本書でぜひ、そのスタートラインに立ってください。
目次
第1章【現実に向き合う】その「終活」では、「お金」は誰にも残せない
第2章【資産を把握する】終活のプロが教える、老後のお金の完全把握とは?
第3章【資産を守る】いまある資産をどう守る? これからの人生で起こるお金のこと
第4章【確実に残す】安心して使い、不安なくお金を「残す」方法
第5章【先回りで備える】相続が起きた後のことまで考えた「先回り」の生前準備
第6章【想いをつなぐ】「お金」以外に残したいものは何?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
1
相続、それはちょっとした準備が必要で。とどまるところ、思いを手紙、遺言でなくて、ただの手紙にしておくことで、かなり多くのことを解決できる気がする。仲悪くない、一般家庭はね。以下メモ。まず財産を把握すること。相続か贈与か。基礎控除額1200万以上か以下か。配偶者控除。年間110万までの贈与は非課税。相続時生産課税制度で値上がりしそうな財産を贈与する、相続時に課税(遅れて課税される)。単なるお金でなく、それまでの人生の話し合いになりがち。「こういう理由で兄○円・・・」など付言で思いを残すと格段にスムーズに。2021/01/21
ムーの木
0
煙りのようにせんのかぜにはなれないのですねー2017/01/10
wo
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個人的にすんごく面白かったです。「想い」と書き続けてきた理由が、最後の方でしみじみと理解できました。人間にとって言葉はとても大切なものなのです。2020/11/17
くらーく
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本書で知って良かったことは、次の2点かな。 ・金融機関別に分かれている資産を、きちんと相続人を指定して遺言しておくこと。例えば、A銀行の〇〇〇円は、長男に。B銀行の〇〇〇円は、長女に、とか。 ・相続人が先に亡くなった場合の事も考えておく。 まあ、パンピーには関係ないけどな。2019/06/15