出版社内容情報
研究者と裁判官による刑事法判例研究会での報告から、刑法・刑事訴訟法・少年法に関する15件の裁判例をピックアップ。
各章で、違う立場からのコメントを付して多角的な視点で裁判例の意義を読み解くことができるよう工夫！
好評の初版をもとに、法改正・制度改革を踏まえて内容を刷新するとともに、コラム1点を追加。
裁判官と刑事法研究者による判例学習書の補訂版！
内容説明
刑法、刑事訴訟法、少年法に関する１５件の裁判例を題材に、多角的な視点から裁判例を読む面白さを丁寧に解説！裁判例の読解を通じて論理的思考のトレーニングを！裁判例を読むのが楽しい！！裁判官と刑事法研究者による判例学習書の補訂版！
目次
第１章 正当防衛―最決平成２９年４月２６日刑集７１巻４号２７５頁（佐藤建）
第２章 故意―大阪高判平成２７年７月３０日高検速報（集）（平成２７）号１９５頁（明照博章）
第３章 過失―最決平成２９年６月１２日刑集７１巻５号３１５頁（岡部雅人）
第４章 量刑―最判平成２６年７月２４日刑集６８巻６号９２５頁（安西二郎）
第５章 強盗罪の暴行・脅迫―福岡高判平成２９年９月１９日高刑集７０巻３号１頁（吉川友規）
第６章 詐欺罪と窃盗罪―東京高判平成２５年９月４日判時２２１８号１３４頁（田中優輝）
第７章 銃砲刀剣類所持等取締法の不法装てん罪―東京高判平成２７年８月１２日判時２３１７号１３６頁（今村暢好）
第８章 ストーカー行為等の規制等に関する法律―福岡高判平成３０年９月２０日判タ１４５９号１１８頁（佐藤建）
第９章 ビデオ撮影の適法性―さいたま地判平成３０年５月１０日判時２４００号１０３頁１事件（堀田尚徳）
第１０章 被疑者・被告人の身柄拘束と身柄解放―最決平成２６年１１月１８日刑集６８巻９号１０２０頁（森田初恵；杉本正則）
第１１章 接見等禁止の裁判に対する準抗告―最決平成３１年３月１３日判タ１４６２号３３頁、判時２４２３号１１１頁（桂川瞳）
第１２章 違法収集証拠―東京高判平成２８年８月２３日判タ１４４１号７７頁（河村有教）
第１３章 科学的証拠―東京地判平成２８年３月１５日刑集７４巻１号１５８頁（吉井匡）
第１４章 少年審判手続の違法―東京高決平成２５年１月２５日判タ１３９４号３８１頁（吉中信人）
第１５章 少年事件における処分の相当性―大阪高決平成２８年１１月１０日判時２３５０号１３２頁（杉本正則）
著者等紹介
河村有教［カワムラアリノリ］
長崎大学多文化社会学部准教授
佐藤建［サトウタケル］
弁護士・元大阪高等裁判所判事
杉本正則［スギモトマサノリ］
福岡地方・家庭裁判所久留米支部判事
明照博章［ミョウショウヒロアキ］
松山大学法学部教授
吉中信人［ヨシナカノブヒト］
広島大学大学院人間社会科学研究科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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