出版社内容情報
ヒト-チンパンジー=?
ヒトとチンパンジーを対比させながら、哲学者が「ヒトとは何か」という根源的な問いを問う。現象学、実存思想、分析哲学、認知言語学、社会学、教育学……さまざまな分野を渉猟しながら得られた知見を用いて、この「古くて新しい問い」に応答する画期的論考。
内容説明
ヒトとチンパンジーを対比させながら、哲学者が「ヒトとは何か」という根源的な問いを問う。現象学、実存思想、分析哲学、認知言語学、社会学、教育学…さまざまな分野を渉猟しながら得られた知見を用いて、この「古くて新しい問い」に応答する画期的論考。
目次
序章 ヒト-チンパンジー=?
第1章 ヒトに特有の能力としての「距離を空ける」こと
第2章 意図を哲学的に問い直す
第3章 「二重の否定」の体系としての意味の習得
第4章 権威ある“他者”からの学び
終章 ヒト-チンパンジー=「距離を空ける」こと
著者等紹介
木村史人[キムラフミト]
1979年生まれ。立正大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。中国福建省、福州大学外国語学院日本語学科特任副教授を勤めた後、現在、立正大学文学部哲学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
ヒトの特異性:距離を空ける 共同注意 抽象思考 意図理解 想像力 意味形成 二重の否定 言語使用 チンパンジーの限界:意図理解困難 模倣制限 抽象性欠如 教育困難 共同注意欠如 実践知不足 他者理解困難 道具使用制限 哲学的視点:アンスコム 意図の透明性 公共性 慣習性 行為解釈 意図的行為 意図構造 教育と学び:教える関係 権威ある他者 第三者の審級 教師の信頼 教示の不確実性 学びの構造 教育的相互作用 認知発達:物語文構造 実践的知識 発達過程 規則の理解 相互作用 社会的文脈 学びの信頼性2025/03/29