出版社内容情報
一八世紀から現代に至る「一元論」の哲学史
近代ドイツ哲学から世紀転換期英米哲学を経て現代の分析哲学まで、
多様に展開してきた「一元論」の哲学史を一望する。
一元論」はもっぱらスピノザやヘーゲル、ブラッドリーらの名と共に語られてきた。本書では近代ドイツ哲学から世紀転換期英米哲学を経て現代の分析哲学まで、多様に展開してきた「一元論」の哲学史を一望する。一八世紀から現代に至る「一元論」の哲学史
近代ドイツ哲学から世紀転換期英米哲学を経て現代の分析哲学まで、
多様に展開してきた「一元論」の哲学史を一望する。
内容説明
一八世紀から現代に至る「一元論」の哲学史。近代ドイツ哲学から世紀転換期英米哲学を経て現代の分析哲学まで、多様に展開してきた「一元論」の哲学史を一望する。
目次
第1部 ドイツ語圏における一元論―一元論とスピノザ哲学(一九世紀のドイツ語圏における「一元論」の概念史;初期近代ドイツ哲学における一元論の諸相―バウムガルテンにおける心身二元論とスピノザ論の交叉という視点から;ヘーゲルのスピノザ「反駁」―体系に対する反駁の可否と真理をめぐつて;ライプニッツ哲学における一元論・多元論の可能性)
第2部 英語圏における一元論―一元論的観念論から多様な実在論へ(一九世紀の英語圏における「一元論」の概念史;普遍者の実在性をめぐって―ブラッドリーの一元論的観念論とムーア・ラッセルの多元論的実施論;ウィリアム・ジェイムズの多元論とその二つの源泉;時空、決定、創発―アレクサンダーの時空の形而上学とベルクソンの予見不可能な新規性の創造)
第3部 現代における一元論―J・シャファーの優先性一元論をめぐって(一元論はどのようにして現代に蘇ったのか―分析形而上学的観点から;一元論に関する現代の議論―J・シャファーによる擁護;一元論的観念論者としてのスピノザ像を遡及する―忘れ去られた研究者を介して;時空の哲学における一元論)
第4部 翻訳編(一元論―全体の優先性;スピノザの一元論?どんな一元論?)
著者等紹介
小山虎[コヤマトラ]
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了、博士(人間科学)。山口大学時間学研究所准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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