内容説明
母親たち・女性たちにどのように作用し、抑圧としてあらわれてきたのか。それに対して、子どもを育てる母親たちはどう抗ってきたのか。ケア・フェミニズムにおける母性や母親の捉え方の議論を丁寧に整理し、母親業の実践に政治的な価値を見出しエンパワメントとして用いる対抗のあり方を戦略的母性主義という視座から明らかにする。
目次
今、なぜ母性研究なのか
第1部 ケアの倫理と母性研究の接続のために(母性研究の戦略とケア・フェミニズム;戦略としての母性主義)
第2部 自己責任化した母性の抑圧とその正当化(母親規範の脱ジェンダー化と自己マネじメントの要請;母性の抑圧の正当化―新自由主義的セクシュアリティ)
第3部 母親たちの抵抗―母親運動に着目して(日本の母親運動へのまなざし;母親の社会運動における母性の戦略の変化―母親大会とママの会の比較より;「母である私」として政治に参加するとは―「ママの会」参加者のインタビューより)
ケアする人のエンパワメントのために
著者等紹介
元橋利恵[モトハシリエ]
1987年大阪府生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科助教。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程卒業。博士(人間科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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