内容説明
理想的で「成功した憲法改正国民投票」を実現するためには、どのように制度設計すべきか。憲法改正国民投票において国民は熟議できるのか。日本の憲法改正国民投票制度の構築と運用に反映させるために諸外国の憲法改正国民投票の運用実態を分析し、国民の「国民投票権」が通常の選挙権と並ぶ重要な権利として正当に行使されるための条件を探る。
目次
序論
第1部 憲法改正国民投票総論(建法改正国民投票の基本構造;憲法改正国民投票における主要問題;憲法改正国民投票の運用と制度設計の指針)
第2部 憲法改正国民投票各論(発議(第一段階)
国民投票運動(第二段階)
投票・成立要件・投票後の問題(第三・四段階))
第3部 日本の憲法改正国民投票(日本の憲法改正国民投票の基本構造;日本の憲法改正国民投票の制度)
むすび
著者等紹介
福井康佐[フクイコウスケ]
1985年中央大学法学部法律学科卒業。1994年学習院大学大学院法学研究科博士後期課程修了。2000年東京国税不服審判所副審判官(至2003年)。2009年大宮法科大学院大学准教授。現在、桐蔭横浜大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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