内容説明
人口減少時代に突入した日本。人口の東京一極集中が進む中、地方はどうあるべきなのか?地方の地域は、消滅してしまうのか?今、地域固有の文化や資産を再評価し、地域価値を高める運動が求められている。市民自らの手で地域の再生、活性化、そして、創生を図るための方策を探究する。
目次
序章 文化創造型地域経営が切り拓く地域創生の新地平―人口減少時代の地域のあり方を問う
第1章 「人口減少時代の地域創生」の種―過去からの出発
第2章 地域産業にみる文化創造による地域創生のダイナミズム―「若狭おばま」塗箸産地の事例を中心に
第3章 地域づくり実践にみる地域創生への視座―若狭おばま「食のまちづくり」の事例を中心に
第4章 地域の創造性の「視える化」―その意義と限界
第5章 地域価値と地域のブランド力―学習による「交流者」「関係者」「定住者」の創出
第6章 地域創生を担うキー・パースンの姿―風土論、学習論、キャリア論などを踏まえて
終章 「人口減少時代の地域創生」への展望―文化創造地域を目指して
著者等紹介
杉山友城[スギヤマトモキ]
1976年静岡県生まれ。名古屋学院大学大学院経済経営研究科博士後期課程単位取得退学。福井県小浜市役所政策専門員(産業担当)、法政大学大学院中小企業研究所特任研究員、株式会社アタックス主任コンサルタント等を経て、2019年4月より福井県立大学へ。現在、福井県立大学地域経済研究所准教授、博士(経営学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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