内容説明
ロールズの『正義論』―格差原理擁護論と対決しネオ・リベラリズムの不平等容認イデオロギーを撃つ!アナリティカル・マルクス主義の第一人者からの挑戦状。
目次
第1講 確信のパラドックス
第2講 モントリオールのユダヤ人共産主義者の幼年期―政治と宗教
第3講 空想から科学への社会主義の発展
第4講 マルクスのなかのヘーゲル―革命にかんするマルクス主義的コンセプトにおける助産的モチーフ
第5講 民衆の阿片―ヘーゲル、フォイエルバッハ、マルクスにおける神
第6講 平等―事実から規範へ
第7講 いかにして悪が善たりうるか―軽やかに悪の問題を考える
第8講 正義、インセンティヴ、利己心
第9講 行為のありか―分配的正義の場について
第10講 政治哲学と個人行動―あなたが平等主義者なら、どうしてそんなにお金持ちなのですか
著者等紹介
コーエン,ジェラルド・アラン[コーエン,ジェラルドアラン][Cohen,Gerald Allan]
1941年生。1963年からユニヴァーシティー・オブ・カレッジ・ロンドン、1985年からはオックスフォード大学(政治・国際関係学部)に勤務するとともに、オール・ソールズ学寮の「チチェーリ社会・政治理論講座」教授。専門は政治理論、政治哲学
渡辺雅男[ワタナベマサオ]
1950年生。1979年一橋大学社会学研究科博士課程単位取得。一橋大学社会学研究科教授、社会学博士
佐山圭司[サヤマケイジ]
1967年生。2001年ハレ=ヴィッテンベルク大学哲学研究科博士課程修了。北海道教育大学教授、哲学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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