内容説明
行動経済学は経済の選択こそが人を幸福にするという。しかし財産や金銭に基づく幸福は、人間にとって真の幸福とはなりえない。では幸福をもたらすには何が必要となるのか。それは人が真に「善く生きる」というベクトルを持つことである。本書は哲学の歴史的研究を切り口に、「善く生きること」とカント哲学を探求する。
目次
序章 哲学すること
第1章 カント哲学の神の存在証明
第2章 カント前批判期の自然科学期、独断的・合理的形而上学期
第3章 カント前批判期の経験的、懐疑的形而上学期
第4章 カント前批判期の批判的形而上学期
第5章 カント純粋理性批判の解明
第6章 カント実践理性批判の解明
第7章 カント批判哲学とヤスパース
著者等紹介
森哲彦[モリテツヒコ]
京都市洛中に生まれる。名古屋大学大学院博士課程、名古屋市立大学名誉教授。京都大学元研修員、博士(文学、経営学)。専攻:哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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