目次
台湾の海洋安全保障政策と海上保安法制の展開
第1部 台湾政治の変化と海洋安全保障政策(海洋問題をめぐる台湾の政治過程―馬英九政権を中心に;「日台漁業取決め」に基づく法形成と課題;「南シナ海仲裁案件」に対する台湾の反応とその国際法的意義―新たな南シナ海政策か?;台湾社会にみる尖閣諸島をめぐる3つのナショナリズム;台湾海峡をめぐる両岸関係と中国海軍の増強)
第2部 台湾の海上保安法制の制度的展開(台湾における海上法執行機関の法構造;台湾不法入国罪について―理論的・実務的問題点の検討;台湾の領海制度をめぐる一考察;台湾の海上密輸犯罪―「密輸処罰条例」及び「煙草酒管理法」を中心に;台湾におけるGPS捜査について―高雄地方裁判所2016年易字第110号判決の検討を中心に;海域における集会・デモの自由と取締り;台湾における「外国」漁船の取締りについて―対中国大陸漁船を中心に)
著者等紹介
河村有教[カワムラアリノリ]
1974年愛知県生まれ。2006年神戸大学大学院法学研究科博士課程後期課程修了、博士(法学)。現在、海上保安大学校海上警察学講座准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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