内容説明
信用・貨幣の創造と証券市場の役割の謎の解明。信用・貨幣創造の部分モデルを、証券市場を含むマクロモデルに接合し、量的緩和政策、超過準備預金金利引き下げ政策の有効性と政策伝播を分析。
目次
序論 マクロ金融モデルと金融財政政策の基礎理論
第1章 物価と標準的な「マクロ信用創造モデル」
第2章 信用と貨幣の創造における「対称性の破れ」の導入―マクロ金融モデルの転換2
第3章 「マクロ信用創造モデル」と内生的貨幣供給―貨幣市場の均衡及び証券市場の均衡の含意
第4章 代替的な「マクロ信用創造モデル」における預金供給の決定と証券市場―マクロ金融モデルの転換3
第5章 インフレ予想についての構造的特徴と単純なインフレ目標政策
第6章 開放マクロ経済におけるインフレ予想と長期均衡の安定性
第7章 インフレ経済における信用・貨幣の創造と長期均衡の安定性について
著者等紹介
藤原秀夫[フジワラヒデオ]
現在、同志社大学商学部・大学院商学研究科教授。経済学博士(1989年、神戸大学)。専攻:金融論、貨幣論、国際金融論。神戸商科大学(現兵庫県立大学)卒業後、神戸大学大学院経済学研究科修士課程修了。神戸大学大学院博士課程中退後、同志社大学商学部助手に就任、専任講師、助教授を経て、現在に至る。2010年5月から2014年4月まで、日本金融学会第12代会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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