内容説明
生きられた道徳の現象学を出発点に、道徳の存在意義を人間学的に基礎づける試み。アンスコムの弟子による最良の徳倫理学入門。
目次
第1章 徳倫理学への道
第2章 徳という人類のテーマの新たな演出―アウグスト・エーファーディングとの対談
第3章 徳と人間の繁栄
第4章 「よい」と「悪い」―尺度としての生
第5章 理性の陶冶
第6章 感情の陶冶
第7章 性格属性相互の関係―対照・葛藤・結合
第8章 理由がなくともよくあるべき理由
著者等紹介
ミュラー,アンゼルム・W.[ミュラー,アンゼルムW.] [M¨uller,Anselm Winfried]
1942年ベルリン生まれ。1962年から1965年までスイスのフリブール大学でボヘンスキーに、1965年から1967年までオックスフォード大学でアンソニー・ケニーとG.E.M.アンスコムに師事。1967年から1969年までオックスフォード大学講師。1979年から2007年までドイツ・トリア大学教授、1992年からは同大学の「倫理学の現実的諸問題に関する研究所」所長を務めた。現在はシカゴ大学客員教授としてプロジェクト「徳、幸福、自己超越」に参画している
越智貢[オチミツグ]
プール学院大学教育学部教授(広島大学名誉教授)
後藤弘志[ゴトウヒロシ]
広島大学大学院文学研究科(教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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